Cut/Editの課題・対応策・理由
私が道具を作る中で直面した課題と、実装で選んだ対応策を紹介します。困った場面、対応の内容、選んだ理由、実際の制限を示します。自分の道具を作るときは、同じ課題に別の方法で対応することもできます。
GPXは時刻付きの経路を保存する標準形式、Markは覚えておきたい瞬間の日時とコメントです。Vroma独自の形式と連携条件はCut/Editの「Vromaとの対応」で読めます。
一覧を絞り込めます
一致する項目がありません。対象か検索語を変えてください。
表示中の項目の目次
PC001 / Cut小数秒を丸めると、残す場面の端がずれる
動画の開始・終了を秒の小数だけで保存すると、読み直したときに隣のフレームへずれることがあります。
- 私の対応策
- Cutでは動画の時刻を整数と時間単位の組で保持します。開始を含み終了を含まない区間として扱い、終了が開始より後で動画の長さに収まるか確認します。
- 理由
- 隣り合う区間の境界を二重に含めず、切り出す位置を保存・再読込で取り違えないためです。
- 適用条件と制限
- 画面表示や一部の計算では小数秒にも変換します。すべての計算が丸めなしになるという仕組みではありません。
PC002 / Cutコピーした日の日時を、撮影した日時と取り違える
撮った動画を後日Macへコピーすると、ファイルの作成日時が撮影日を表さない場合があります。名前も利用者が変更できます。
- 私の対応策
- Cutは動画内部の日時を優先します。内部日時が読めない場合は、利用者がファイルの作成日時を選んで使えます。使用中は「ファイルの作成日時を使用」と表示します。ファイル名や変更日時からは推測せず、作成日時を選択しない場合や取得できない場合は「時刻未確定」として扱います。
- 理由
- 日時の出所を確認しながら、内部日時のない素材でもGPXやMarkと照合できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- ファイルの作成日時はコピーや書き出しで変わる場合があります。撮影開始時刻を表す日時か確認してから使います。カメラの時計などにずれがある場合は、時刻合わせで補正します。
PC003 / Cut動画の長さの読み方が違い、末尾の切り出しが止まる
同じ動画でも、Macの動画読込と切り出し処理が返す長さにごく小さい差が出ることがあります。
- 私の対応策
- Cutは二つの読込方法の長さを比較します。差が100万分の1秒以内なら、切り出し処理が使う時間単位で表した長さを採用します。
- 理由
- 最後まで含む範囲が、読込時の丸めだけを理由に動画の外と判定されないようにするためです。
- 適用条件と制限
- 大きな差は丸めと決めつけて修正しません。ここで扱うのは、二つの読込方法に生じる微小な長さの差です。
PC004 / Cut選んだ動画が、作業の途中で別のファイルに置き換わる
切り出し元を選んだ後に、その場所へ別の動画をコピーしたり元の動画を変更したりする場合があります。
- 私の対応策
- Cutは選択時の保存場所、Macのファイル参照情報、バイト数、更新日時を記録します。再利用するときに参照先を開き直し、サイズと更新日時が変わっていれば処理を止めます。
- 理由
- 確認した映像とは違う原本から、気付かず切り出すことを避けるためです。
- 適用条件と制限
- この確認は動画の全内容を比較するものではありません。見つからない原本を別ファイルへつなぎ直す専用の操作画面も、現行Cutにはありません。
PC005 / Cutコメントのカンマや改行で、Markの読み込みがずれる
Markのコメントには、文章中のカンマや引用符、複数行の文章が入ることがあります。
- 私の対応策
- CutはCSVの引用符の中を一つの欄として読み、引用符で囲んだ改行もコメントとして残します。第1列を日時、第3列以降をコメントとして取り込み、閉じていない引用符などはエラーにします。
- 理由
- コメント中の区切り文字を新しいMarkや別の列と誤認しないためです。
- 適用条件と制限
- 第2列の現地日時は、この読込で新たな時計補正には使いません。日付として読めない第1列を推測で補うこともありません。
PC006 / Cut同じMarkファイルを読み直すと、同じ候補が増える
GPXやMarkを追加で読み込む際、すでにあるMarkが再び入ってくることがあります。
- 私の対応策
- Cutでは読み取った日時とコメントからMarkの識別値を作り、同じ識別値のMarkを重ねて取り込みません。
- 理由
- 同じ瞬間を何度も登録し、そのたびに同じ切り出し候補を増やさないためです。
- 適用条件と制限
- コメントが違えば別のMarkになり得ます。Editは日時文字列の扱いが異なるため、CutとEditの識別値が常に同じになるわけではありません。
PC007 / Cut不正な座標や日時を、地図上の場面として扱ってしまう
GPXに読めない日時や地球上の範囲を外れた座標があると、Markと場所の対応を決められません。
- 私の対応策
- CutはGPXの点の日時と緯度・経度を読み、無効な値があれば読込を止めます。有効な点は日時順に並べ、その時刻以前の最後の点を参照します。
- 理由
- 壊れた記録をもっともらしい場所へ置き換えず、利用者が入力を確認できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- このCutの点参照は点と点の間を補間せず、高度も保持しません。長い測位の空白を60秒で区切るEditの処理とは別です。
PC008 / Cut経路とは別の日のコメントを読み込んでしまう
同じフォルダに複数日のGPXとMarkファイルを保管すると、近くにあるCSVを選ぶだけでは対応を間違えます。
- 私の対応策
- CutはGPXと同じフォルダで、拡張子を除いた名前が一致するMark CSVを探します。「旅.gpx」なら「旅.marks.csv」です。まずその名前のファイルを直接確認し、見つからなければ同じフォルダの一覧から大文字・小文字だけが違う名前を探します。
- 理由
- 別の旅のコメントを、今回の経路のMarkとして表示しないためです。
- 適用条件と制限
- 探索はGPXと同じフォルダだけです。別フォルダや下位フォルダへは進みません。見つからなければMarkなしで読み込み、フォルダ一覧を読めない場合はエラーになります。Editの探索手順と完全に同じではありません。
PC009 / CutMarkの日時を開くと、動画の違う場面へ飛ぶ
カメラの時計とVromaで記録した時刻がずれていると、同じ日時をそのまま比べても同じ瞬間になりません。
- 私の対応策
- CutはMark日時から動画内部の開始日時と補正秒数を引き、動画内の位置を求めます。逆に動画内の位置を日時へ戻すときは、開始日時と補正秒数を足します。
- 理由
- Markから探した場面と、切り出し後にGPXへ戻る場面を同じ瞬間として扱うためです。
- 適用条件と制限
- 例としてカメラが2秒遅れていた場合は+2秒を補正します。開始日時が読めない動画について、Markの位置を確定することはできません。
PC010 / CutMarkを選ぶたびに、前後の範囲を一から探す
覚えておきたい瞬間を記録していても、保存する動画には少し前の流れや後の様子も必要になります。
- 私の対応策
- CutはMarkの10秒前から60秒後までを最初の候補にします。動画の先頭や末尾を越える部分は、存在する範囲へ収めます。
- 理由
- ゼロから開始・終了を設定せず、候補を再生してから場面に合わせて調整できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- これは最初に置く仮範囲です。必ず70秒保存するものではなく、希望する長さが動画の端まで残る保証もありません。
PC011 / Cut削除した切り出し候補が、記録の再読込で戻ってくる
残さないと決めて候補を削除した後でGPXを読み直すと、同じMarkから候補が再び作られ得ます。
- 私の対応策
- Cutは、その録画のどのMarkから候補を作ったかを記録します。候補を削除してもこの記録を残し、同じ組合せの候補を再生成しません。
- 理由
- 利用者が捨てた候補を、追加読込のたびに選び直させないためです。
- 適用条件と制限
- 新しいMarkや識別値の変わったMarkは別の組合せとして扱われる場合があります。この作業記録の次回起動への保存は、現行アプリでは提供していません。
PC012 / Cut映像を見ながら追加したMarkが、時計補正でずれる
GPXに無かった瞬間を動画内で追加した後、カメラの時計のずれを直すことがあります。
- 私の対応策
- Cutで動画内に追加するMarkは、日時だけではなく、どの録画の何秒目かを識別値とともに保持します。
- 理由
- 時計の説明を直しただけで、映像を見て選んだ瞬間まで別のフレームへ移動しないためです。
- 適用条件と制限
- 動画内に追加したMarkと、元のMark CSVのコメントを書き戻す操作は別です。現行アプリには、この作業中のMarkを次回起動へ保存する画面はありません。
PC013 / Cut日付や月を含む時計のずれを、秒だけでは入力しにくい
カメラの日付設定が違う場合、単に数秒を足すだけでは正しい日時に合わせられません。
- 私の対応策
- Cutは年・月・日と時・分・秒で補正を指定できるようにしています。表示用のタイムゾーンの暦で月末などを計算し、基準録画で求めた秒数の差を録画へ適用します。
- 理由
- 「一か月ずれている」という入力を、月ごとの日数を無視した固定日数へ置き換えないためです。
- 適用条件と制限
- 求めた補正は一定の秒差です。時間がたつほどカメラのずれが増える現象を自動で測定・補正する処理ではありません。
PC014 / Cut時計を合わせ直すと、手で調整した範囲が失われる
Markから自動生成した候補と、映像を見て開始・終了を調整した候補では、補正変更後の扱いを分ける必要があります。
- 私の対応策
- Cutは未調整の候補を新しい時計差で計算し直します。手で調整済みの範囲は動画内の位置を保って残し、利用者の再確認が必要な候補として示します。
- 理由
- 時計のずれを直したことを理由に、映像を見て選んだ範囲を勝手に置き換えないためです。
- 適用条件と制限
- 再確認が必要な候補が残っている録画は、書き出しを止めます。範囲を確かめてから出力する扱いです。
PC015 / Cutまとめた録画の途中で、必要な時計補正が違う
分割された動画を一本の録画として扱っていても、各ファイルに保存された補正秒数が違うことがあります。
- 私の対応策
- Cutは補正が変わる境界で録画を分け直します。境界をまたぐ調整済み候補も各側へ分け、元の動画内の範囲を保って再確認が必要だと示します。
- 理由
- 一本全体へ同じ補正を適用して、途中のMarkだけ違う場面へ結び付くことを避けるためです。
- 適用条件と制限
- 分かれた候補を利用者が確認する必要があります。違う補正を平均して一本に当てる処理ではありません。
PC016 / Cut保存した時計補正を、別の動画へ当ててしまう
Vroma Studioで時計を合わせた情報をCutやEditでも使いたいとき、同じ名前の別録画へ補正を当てるとMarkの位置がずれます。
- 私の対応策
- Studioが保存するVromaMedia.jsonには、対象動画の名前・バイト数・補正前の開始日時・長さと補正秒数が入ります。Cutは今回の動画の情報と比較し、一つだけ一致する項目の補正を使います。
- 理由
- 保存した補正がどの原本のための値か確認してから、同じ場面を他のアプリでも探せるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 名前とサイズは同一、開始日時の差は1ms未満、長さの差は0.25秒以内が条件です。改名すると一致しません。通常取込で一致しなければ補正を追加せず、明示取込で対象が一つもなければエラーにします。
PC017 / Cut保存中に更新された補正ファイルを、古い内容で上書きする
補正情報を読み込んでから保存するまでに、別の操作が同じファイルを更新する場合があります。
- 私の対応策
- 補正情報の保存処理は、現在のファイル内容が読込時と同じかを保存直前に確かめます。違っていれば保存を止め、読み直すように案内します。
- 理由
- 後から届いた補正を、先に開いていた古い状態で消さないためです。
- 適用条件と制限
- 補正に変更がなければ書き込みません。これは補正ファイルの保存処理の方針で、現行Cutがこのファイルを書き出す機能を持つという説明ではありません。
PC018 / Cut長い録画が分割され、境界をまたぐ場面を探しにくい
カメラが長い録画を複数ファイルに分けると、続きの場面を見るためにファイルを切り替える必要があります。
- 私の対応策
- Cutは同じフォルダの「VID_日付_時刻_番号」という名前を調べ、日付・時刻部分が同じで番号が連続し、時計補正と日時の出所も同じものを一本にまとめます。例はVID_20260911_080012_025.mp4と末尾026の組です。
- 理由
- 各ファイルの長さを足した一つの位置で、境界の前後の場面を選べるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 判定はこの名前の規則によるもので、カメラのメーカーや機種を自動判別していません。内部の撮影日時が実際に隙間なく連続しているかまでは検証していません。GoProなどの別規則の名前を同様にまとめる機能ではありません。
PC019 / Cut分割された録画を続けて確認すると、音声や向きが変わる
一本にまとめて表示する録画は、各ファイルの映像と音声を順番につないで再生する必要があります。
- 私の対応策
- Cutは各部分の映像を通算位置へ置き、存在する音声の範囲を同じ位置へ配置します。表示の向きには最初の動画の情報を使います。
- 理由
- ファイルをまたぐ候補を、通算の時間で再生して確認できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- この確認用再生が使う音声は各素材の最初の音声トラックです。切り出し処理が全AAC音声トラックを残す扱いとは異なります。
PC020 / CutInsta360 Studioで、Markに当たる位置が分からない
INSVをInsta360 Studioで編集するとき、VromaのMark日時だけではファイルの何分何秒を開けばよいか分かりません。
- 私の対応策
- Cutの参照案内はINSV等の開始日時と長さを読み、Markが当たるファイルと、その先頭からの位置を表示します。連番でまとめた録画では、最初のファイルからの通算位置も併記します。
- 理由
- たとえば2本目の30秒目にあるMarkを、2本目の位置と録画全体の位置の両方から探せるようにするためです。
- 適用条件と制限
- INSVの参照ではVID_日付_時刻_00_番号のような追加番号を持つ名前も扱います。撮影の連続性を証明する処理ではなく、INSVをCutで切り出したり360度映像を変換したりする機能でもありません。
PC021 / Cut外部で切り出した動画が、どのMarkか分からなくなる
Insta360 Studioで切り出す際、毎回同じ短い名前を使うと、後で元のMarkを探しにくくなります。
- 私の対応策
- Cutの参照案内は、元のファイル名に「_cut」、Markの日時順の番号、提案する切り出し開始の日時を付けた名前を表示します。開始の提案はMarkの10秒前で、録画の先頭を越えない範囲です。
- 理由
- 複数の切り出しを並べても、元ファイルとMarkの順序をたどれるようにするためです。
- 適用条件と制限
- これは利用者が外部ツールへ入力する名前の提案です。実ファイルを出力したり、既存ファイルとの衝突を確認したりはしません。
PC022 / Cut保存した動画の名前が、実際に残った最初の瞬間と違う
再エンコーディングせず切ると、希望した開始点より前から保存する場合があります。希望開始の日時で名付けると実際の映像と名前が食い違います。
- 私の対応策
- Cutは保存する動画の最初のフレームに対応する補正後の日時を求め、vroma_20260911_080012.mp4のような名前にします。
- 理由
- 名前を見たときにも、保存した動画が実際に始まる日時を確かめられるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 名前に含む日時は秒単位です。動画内部の日時や出力の対応情報は、小数秒を別に保持します。
PC023 / Cut同じ秒から切った動画が、前の出力を上書きする
同じ瞬間から複数の範囲を残すと、日時から作った保存名が同じになります。同時に別の処理がその名前を使う場合もあります。
- 私の対応策
- Cutは同名ファイルを置き換えない方法で保存を確定します。同名があればvroma_01_日時.mp4、次は02という連番へ進みます。同じ保存先で別のCut出力が進行中なら、開始時に止めます。
- 理由
- 以前の動画を消さず、今回できた動画だけを新しいファイルとして残すためです。
- 適用条件と制限
- 連番は99999までです。名前の重複以外の保存エラーや候補上限では停止します。Editは自動連番へ進まず、別名を指定する扱いです。
PC024 / Cut扱えない動画まで、切り出せると思って進めてしまう
再エンコーディングしない切り出しは、映像・音声の種類やファイル内部の構成に左右されます。
- 私の対応策
- 現行Cutの切り出し処理は、HEVCの映像トラックが一本、AACの音声トラックが一本以上ある対応構成を確認します。追加映像や未知のトラック等がある場合は出力を止めます。
- 理由
- 扱えない構成を無理に書き出して、欠けた動画を成功した出力として渡さないためです。
- 適用条件と制限
- H.264動画や音声のない動画を、この現行処理が一般的に扱うわけではありません。読者が別の道具を作る場合の必須形式を指定する条件ではありません。 映像の最初の再生時刻が0でない素材も、現行取込では対応を確認する必要があるとして止めます。
PC025 / Cut再エンコーディングせず切ると、希望したフレームから始められない
動画には前のフレームの情報を使って再生する部分があり、そこだけを先頭にすると再生できない場合があります。
- 私の対応策
- Cutは、前の映像がなくても再生を始められるIDRフレームを映像データから確認します。希望範囲を含むように開始を前の境界へ、終了を対応する境界へ広げて保存します。
- 理由
- 欲しい場面を含めたまま、単独の動画として再生できる開始位置を選ぶためです。
- 適用条件と制限
- 一般的な「キーフレーム」の印だけでは開始可能と判断しません。希望範囲と実際の保存範囲が違う場合は、両方を出力の対応情報に残します。
PC026 / Cut分割動画をつなぐと、音声や色の条件が途中で変わる
名前が連番でも、各ファイルの圧縮方式の設定や音声の本数が同じとは限りません。
- 私の対応策
- Cutは切り出し前に、映像と音声の圧縮設定、時間単位、色の情報、向き、音声構成等を各部分で比べます。一致しなければ再エンコーディングなしではまとめず、処理を止めます。
- 理由
- 途中の部分だけ再生や色・音の扱いが変わる動画を、気付かず一本にしないためです。
- 適用条件と制限
- 名前による分割録画のまとめ方と、出力時に内部構成が一致するかの検査は別の段階です。
PC027 / Cut切り出しで、複数ある音声の一部を失う
カメラの動画には複数の音声トラックが入ることがあります。最初の一つだけを保存すると、別の音声が残りません。
- 私の対応策
- Cutの出力は対応するAAC音声トラックをすべてコピーします。分割ファイルをつなぐ箇所では、隣り合う音声の圧縮単位の開始時刻の間隔を確認し、その間隔に合わせて直前の単位の保存上の長さを調整します。この調整では音声データや開始時刻を変えず、調整回数を出力の記録へ残します。
- 理由
- 映像だけでなく、原本に含まれた対応音声を切り出し後にも残すためです。
- 適用条件と制限
- 接合箇所の間隔は正の値で、直前の圧縮単位の長さの2倍以内でなければ出力を止めます。両者は出力音声トラックの時間単位で比べるため、固定のミリ秒の許容値ではありません。たとえば時間単位が1/48,000秒、直前の長さが1,024単位なら、間隔は2,048単位(約42.7ミリ秒)までです。音声は各単位の開始時刻で範囲へ含めるので、最後の単位が映像の末尾より長く残る場合があります。
PC028 / Cutファイルができたことだけで、正しく保存できたと思う
ファイルの存在だけでは、選んだ映像・音声が欠けずにコピーされたか判断できません。
- 私の対応策
- Cutは出力をもう一度開き、コピーした圧縮済み映像・音声の内容、各単位の時刻と個数を、保存時に記録した値と比べます。先頭が独立して再生できるフレームで、動画内の時刻が0から始まるかも確認します。
- 理由
- 保存した範囲のデータや時間の対応が、書き込みで変わっていないことを確かめるためです。
- 適用条件と制限
- 通常の確認は圧縮済みデータと時刻の比較です。全フレームを展開して再生できるかまで確かめる処理は、別の任意設定です。
PC029 / Cut切り出し後のタイムコードが、映像の先頭と食い違う
原本にフレームの位置を示すタイムコードが入っていても、途中から切った動画へそのまま残すと先頭の対応が変わります。
- 私の対応策
- Cutは対応しているタイムコードを、出力の最初のフレームへ合わせて作り直します。
- 理由
- 切り出した映像のフレーム位置と、出力に記録するタイムコードを対応させるためです。
- 適用条件と制限
- 入力は非ドロップフレームのtmcdトラック一つで、時刻0に4バイトのフレーム番号が一つあり、正のフレームレートを読み取れるものに限ります。非ドロップフレームはフレーム番号を飛ばさず数える方式です。出力の先頭番号は原本の番号を映像のフレームレートへ換算し、実際の切り出し開始位置を加えます。番号が0〜2,147,483,647に収まらない場合や生成できない条件では出力を止めます。原本のタイムコード全体を同じバイト列で保存する処理ではありません。
PC030 / Cut切り出した動画から、撮影開始日時を読めない
出力動画を別の道具でGPXと対応させるには、その動画の最初の瞬間の日時が必要です。
- 私の対応策
- Cutは自分が作成中の出力MP4へ、実際の切り出し開始に対応する日時を小数秒付きで記録します。書き換えるのは出力ファイルで、原本には触れません。
- 理由
- ファイル名だけに頼らず、動画内部の日時から記録へ戻れるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 現行処理が想定するMP4内部構成でのみ日時を設定します。構成や格納サイズが合わなければ停止します。
PC031 / Cut動画内部とFinderで、別の撮影日時に見える
同じ出力でも、動画内部に入れた日時とMacがファイル情報として表示する日時は別に保存されています。
- 私の対応策
- Cutは動画内部の日時を設定後に読み直して期待値と比べます。ファイルの作成・更新日時も出力開始日時に設定し、読み直した値を確認します。
- 理由
- 出力後に二つの日時が意図した開始を指すか確かめ、表示や読込方法の違いを見逃さないためです。
- 適用条件と制限
- 内部日時は差2マイクロ秒以内、ファイル日時は差1ミリ秒未満で確認します。日時の表示形式やファイル名の秒精度まで同じになるわけではありません。
PC032 / Cut切り出しで、カメラが付けた追加情報を失う
MP4を組み直すと、映像・音声のコピーだけではカメラ独自の付加情報が出力へ残らないことがあります。
- 私の対応策
- Cutは原本を識別する値とともに、映像・音声の圧縮済みデータ以外の内部領域をSourceMetadataフォルダへ別保存します。圧縮済みデータを入れる領域は、その見出し部分だけを保存します。
- 理由
- 出力MP4へ引き継げなかった原本の追加情報も、元の内容のまま別途残しておくためです。
- 適用条件と制限
- 映像・音声の本体はこの別保存に含みません。この情報だけで原本を復元したり、メーカーのソフトが再利用できたりするとは保証していません。
PC033 / Cut以前保存した付加情報が、今の原本と違っている
同じ原本の切り出しを繰り返すと、以前別保存した追加情報を再利用したくなります。その間に原本が置き換わる場合もあります。
- 私の対応策
- Cutは原本全体の内容から識別値を求め、別保存した領域を原本の同じ位置と比較します。読込中に原本の実体や更新情報が変わっていないかも確認します。
- 理由
- 古い情報を別の動画のものとして再利用したり、変更途中の原本から不揃いの控えを作ったりしないためです。
- 適用条件と制限
- 読み取り結果を再利用する場合も、原本のファイル識別・サイズ・更新情報等を条件にします。カメラ独自情報の意味まで解釈する処理ではありません。
PC034 / Cut中断した動画や、対応情報のない動画が出力先に残る
切り出し中の取消や保存エラーが起きると、途中までできたファイルを完成品と見分けにくくなります。
- 私の対応策
- Cutは一時フォルダで作り、確認が済んでから出力名で保存します。同じ保存先への同時出力を止め、出力の対応情報を書けなければ今回のMP4を除去します。
- 理由
- 映像と、どの原本のどの範囲かという情報を、今回の出力としてそろえて残すためです。
- 適用条件と制限
- 以前に完了した出力は残します。すでに保存できた原本の追加情報も残る場合があり、取消が出力先全体を元の状態へ戻すわけではありません。
PC035 / Cut画面で選択した候補だけが、書き出されると思う
候補の選択は範囲の調整や削除にも使うため、選択表示だけでは出力対象が分かりにくくなります。
- 私の対応策
- 現行Cutは、書き出す録画を選び、その録画に含まれるすべての候補を開始順に出力します。保存前にこの対象を一覧として確定します。
- 理由
- 範囲を編集するための選択と、今回保存する動画の一覧を区別して確認できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 選択していない候補も、その録画の出力に含まれます。再確認が必要な候補が一つでもあると、その録画の出力を止めます。
PC036 / Cut切り出しを待っている間、次の録画を準備できない
長い出力を一つずつ終えるまで次を用意できないと、複数の録画を扱う作業が止まります。
- 私の対応策
- Cutは録画・入力・保存先・範囲を実行前の状態として記録し、出力待ちの一覧へ入れます。登録した仕事を順に処理し、完了・失敗・取消を分けて表示します。
- 理由
- 次の作業で画面の選択が変わっても、登録済みの出力対象を変えないためです。
- 適用条件と制限
- 出力は同時並列ではありません。一つの録画内で候補の出力が失敗すると残りを止めますが、一覧の次の録画の処理は続けます。
PC037 / Cut記録が多いと、目的のGPXを開くまでに時間がかかる
保管したGPXが増えると、毎回全部を読み直す処理や一つの壊れた記録が一覧表示の妨げになります。
- 私の対応策
- Cutは指定された記録フォルダ内を対象にGPXを探し、日時等の索引を作ります。変更のない記録は前の読取結果を使い、読めない一件を他の記録と分けて扱います。
- 理由
- 日付から記録を探すために、毎回同じファイルをすべて解析し直さないようにするためです。
- 適用条件と制限
- 隠し項目や別の場所へのリンク等は探索対象を広げません。クラウドにしかない未取得ファイルを自動でダウンロードする処理でもありません。
PC038 / Cut記録一覧を開くたび、絞り込みと位置をやり直す
何日分もの記録から目的の経路を探していると、一覧へ戻るたびに同じ検索を繰り返すことになります。
- 私の対応策
- Cutは年月、検索語、並び順、一覧のスクロール位置を保持します。検索中に別の条件を選んだ場合、遅れて届いた古い検索結果で新しい一覧を置き換えません。
- 理由
- 探していた条件と一覧の場所へ戻り、そこから記録を選べるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 検索対象はGPXの題名とフォルダ内の相対的な場所です。Markコメント検索とは別で、以前の選択行そのものは復元しません。日時不明の記録も月の絞り込みで隠しません。
PC039 / Cut編集したコメントを、違うCSVへ保存する
複数のGPXやCSVからMarkを取り込んだ後では、どのファイルのコメントを直したのか分からなくなる場合があります。
- 私の対応策
- CutはMarkごとに読み込んだCSVを追跡します。旧形式などで保存先を一つに決められない場合は書き戻しを止めます。
- 理由
- 似た日時のMarkがある別のファイルへ、利用者の入力を保存しないためです。
- 適用条件と制限
- 複数の候補からアプリが保存先を推測して選ぶことはありません。保存先の対応を確認できる状態が必要です。
PC040 / Cut自分のコメント保存で、他端末の修正が消える
Macでコメントを開いている間に、別端末が同じCSVのコメントを直す場合があります。
- 私の対応策
- Cutは読み始めた版、自分の編集内容、保存直前のファイルの三つを比べます。自分が触っていないコメントは外部の変更を残し、同じMarkを双方が違う文へ変えた場合は保存を止めます。
- 理由
- 片方の変更を無言で消さず、競合したMarkを利用者が確認できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 対応する日時のMarkが削除された場合や、同じ日時に複数行あって一意に決められない場合も、解決が必要です。
PC041 / Cutコメントだけ直したのに、CSVの他の欄が変わる
CSV全体を作り直して保存すると、日時欄や引用符・改行の書き方まで変わることがあります。
- 私の対応策
- Cutは元CSVの行と欄を保持し、変更するコメント以外の内容を残して保存します。元の改行、引用符、先頭の文字コード識別情報や空行も保持するように扱います。
- 理由
- コメントの明示的な編集を、他の記録内容の変更へ広げないためです。
- 適用条件と制限
- クラウドの競合版がある場合は書き込みを止めます。読み取り専用で参照する操作と、このコメント書き戻しは別の操作です。
PC042 / Cut保存に失敗すると、入力したコメントまで失われる
入力中の保存や外部ファイル更新は、画面の編集より遅れて完了する場合があります。
- 私の対応策
- Cutは入力が落ち着いてから保存し、入力中の文を下書きとして保持します。外部更新を検知したときも、現在の編集版を確認してから反映します。
- 理由
- 保存結果や外部の古い読込結果が、利用者の新しい入力を消さないためです。
- 適用条件と制限
- 通常は最後の入力から2秒待って保存を試みます。失敗時にも入力を残し、保存成功と他端末への同期完了は分けて扱います。
PC043 / Cut競合を解決すると、どちらかの文章を失う
CSVに別端末の競合版ができたとき、現在の版だけを残すと、どちらに必要な文章があったか後で確かめられません。
- 私の対応策
- Cutは現在の版、自分の下書き、確認できたクラウド競合版をそれぞれ別の控えへ保存し、読み直して一致を確認します。その後、現在のCSVを採用して競合を解決します。
- 理由
- 採用しなかった文章も控えから確かめられる状態を残してから、競合状態を解くためです。
- 適用条件と制限
- 下書きは控えに残し、現在のCSVへ自動で混ぜません。保存中に新しい版が現れたら止めます。控えは .backup で終わり、通常のMark取込では読み込みません。
PC044 / CutMacで保存できたことを、他端末に届いたことと取り違える
クラウド上のCSVは、Macで保存を終えても他端末がまだ取得していない場合があります。
- 私の対応策
- Cutはファイル保存の結果と、MacのOSから読めるアップロード状態を別に表示します。同期状態を読めない場合、エラー、競合もそれぞれ表示します。
- 理由
- ローカル保存とクラウド同期を別の段階として確認できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- OSがアップロード済みと返しても、その最新の編集を他端末が受信した証明にはなりません。他端末で開いて確認する必要があります。
PC045 / Cut文字を入力しただけで、映像が再生・移動する
コメント欄でキーを押したとき、映像操作のショートカットまで反応すると入力が中断します。
- 私の対応策
- Cutは文字入力欄、ダイアログ、操作中のウィンドウを確認し、映像用ショートカットを受け付ける場面を限定します。
- 理由
- 文章を入力するキーと映像を操作するキーの役割を、その時の操作場所に合わせるためです。
- 適用条件と制限
- 文字入力がキーを使っている間やダイアログが開いている間は、映像操作へ渡しません。
PC046 / Cut一コマ移動を、固定の秒数だけで計算してしまう
フレーム間隔が一定でない動画では、「一コマ」を一定秒数として進めると実際の次のフレームになりません。
- 私の対応策
- Cutの一コマ移動は動画プレーヤーのフレーム移動を使います。秒で移動する操作は別にし、録画の範囲内へ収めます。
- 理由
- 映像を見ながら選ぶ開始・終了を、実際のフレームで確かめられるようにするためです。
- 適用条件と制限
- フレーム移動と一秒移動は別の操作です。動画を再生できることが前提になります。
PC047 / Cut重なった候補の範囲や、選択対象を見分けにくい
近いMarkから候補を作ると保存範囲が重なり、どの候補を調整しているか分かりにくくなります。
- 私の対応策
- Cutは重なる候補をタイムラインの別の行へ配置します。一つの選択、離れた候補の複数選択、選択した二つの間の範囲選択を分けて扱います。
- 理由
- 各候補の開始・終了を見分け、意図した候補をまとめて操作できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 候補の画面上の選択は、録画単位の書き出し対象を絞り込むものではありません。
PC048 / Cut範囲の変更を取り消すと、保存済みの情報まで古くなる
候補の調整後にコメントを保存したり動画を書き出したりしてから、範囲の変更だけを取り消す場合があります。
- 私の対応策
- Cutは範囲の取り消しで以前の候補へ戻す際、現在の出力記録やコメント保存の状態を引き継ぎます。
- 理由
- 範囲を戻す操作が、すでに終えた保存を無かったことにしないためです。
- 適用条件と制限
- コメントの取り消しはコメント編集側の履歴で扱います。すでに保存した動画を、範囲の取り消しが削除するわけではありません。
PC051 / Cut同じ瞬間を、別のカメラの映像でも確かめたい
複数の録画に同じ場面があると、どちらを残すか見比べたくなります。
- 私の対応策
- Cutは主録画の補正後の撮影日時から、比較する録画内の位置を求めます。比較映像の再生・停止・移動を主録画へ追従させ、比較側は切り出し対象外だと表示します。
- 理由
- 別の視点を見ただけで、保存元の録画を取り違えないようにするためです。
- 適用条件と制限
- 日時不明や対応する映像のない時刻は比較できません。比較音声は最初は無音で、厳密なフレーム同期を保証する再生ではありません。
PC052 / Cut日本語の変換中に、未確定のコメントが保存される
日本語入力で候補を選んでいる途中や文章を貼り付けたときは、確定済みの文章と同じ扱いにはできません。
- 私の対応策
- Cutは文字入力の変換中状態を確認し、確定した文だけを保存対象にします。新しく貼り付けた改行は空白へ変え、Returnも変換確定と通常入力で分けて扱います。
- 理由
- 変換途中の文字をコメントの完成形として保存せず、一行の入力欄で貼り付けを扱うためです。
- 適用条件と制限
- 新しい画面入力は一行です。CSVにすでにある複数行のコメントを、読み込んだだけで一行へ変えることはありません。
PC053 / Cut動画フォルダの読込が止まり、何本追加されたか分からない
フォルダ内に読めない動画があると、すべて追加されたのか、途中までなのかを区別する必要があります。
- 私の対応策
- 通常の動画取込はフォルダ直下のMP4/MOVを全部確認してから、今回の分をまとめて追加します。Insta360用の参照案内はINSV/MP4/MOVを順に確認し、成功した動画と個別のエラーを残します。
- 理由
- 二つの取込方法で、途中の失敗がどこまで反映されたか分かるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 通常取込では一件の失敗で今回の追加全体を止め、以前の録画は残します。どちらも子フォルダを再帰的に探しません。
PC054 / Cut切り出し候補が、次回起動にも残ると思ってしまう
コメントや出力動画が保存されても、調整中の候補や動画内に追加したMarkまで保存されたとは限りません。
- 私の対応策
- 現行Cutは作業中の候補と追加Markをメモリ上で保持します。元CSVのコメント保存、出力動画と対応情報の保存、画面配置の保存はそれぞれ別に行います。
- 理由
- 何を保存できたかを分け、作業中の範囲を保存済みと取り違えないようにするためです。
- 適用条件と制限
- 現行アプリにはプロジェクトを保存・開く画面がありません。調整中の候補や追加Markを再起動後に再開できるとは案内できません。
PC055 / Cut小さい画面や外したディスプレイで、操作欄が見えなくなる
外部ディスプレイを外すと、以前のウィンドウ位置が現在の画面の外になることがあります。
- 私の対応策
- Cutはウィンドウを利用できる画面内へ収め、画面が小さい場合は操作欄をスクロールできるようにします。区切りの移動とウィンドウ全体の変更は別に保存します。
- 理由
- 画面構成が変わっても、候補の選択や保存へ戻れるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 通常の画面構成は内容領域1000×600を基準にします。全画面表示や最小化中の寸法を通常の配置として記録しません。
PC056 / Cut複数の候補を一つにすると、間の場面の扱いが分からない
近い候補を一本にまとめたい場合と、離れた候補を順に連結したい場合では、残る映像が異なります。
- 私の対応策
- Cutの候補をまとめる操作は、同じ録画内の選択候補で最も早い開始から最も遅い終了までを一本の範囲にします。各候補の元になったMarkも引き継ぎます。
- 理由
- まとめた後もどのMarkから選んだ範囲かをたどり、残る区間を確認できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 離れた候補を選ぶと、その間の映像も含みます。各候補だけをつないで間を省く編集ではありません。
PC057 / Cut動画とGPXを選ぶたび、同じフォルダを探し直す
動画と旅の記録を別の場所へ保管していると、取込のたびに保存場所へ移動する手間がかかります。
- 私の対応策
- Cutは動画とGPXで最後に選んだフォルダを別々に記録します。フォルダがなくなった場合は、存在する親の場所へ戻します。
- 理由
- 二種類の入力を追加するとき、それぞれの保管場所から選び始められるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 親を探す範囲にはホームやボリュームの境界を設けます。保存場所を覚えることと、その原本へアクセスできることは別です。
PE001 / Edit写真と動画の日時を、同じ方法で読めると思う
写真と動画では撮影日時の保存場所が違い、写真に書かれた現地日時をどの地域の時計として読むかも問題になります。
- 私の対応策
- Editは動画内部の開始日時を読み、写真はEXIFのDateTimeOriginalという撮影日時の欄を読みます。現行の通常写真取込は、その欄を現在のMacのタイムゾーンで解釈します。
- 理由
- それぞれに記録されている情報から日時を取り出し、名前やコピー日時と混同しないためです。
- 適用条件と制限
- この取込経路はEXIFの時差情報を日時計算に使っていません。旅先とMacのタイムゾーンが違う写真は、動画との時刻対応や撮影順が正しいとは限りません。
PE002 / Edit縦向き写真が横に見え、RAW写真をそのまま表示できない
写真ファイルの画素の向きと撮影時の向きが違う場合や、RAWから表示用の画像を作る必要がある場合があります。
- 私の対応策
- Editは写真の向きの情報に応じて幅・高さを扱い、対応するRAWを現像して表示用の画像を用意します。
- 理由
- 利用者が撮った写真を、その向きと見える内容で作品に配置できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 読めるRAWや画像保存形式はOSの対応に依存します。フォルダからまとめて探す拡張子と、直接選べる形式の範囲も同じではありません。
PE003 / Edit同じ素材を重ねて登録し、移動した原本を見失う
素材を別フォルダへ移したり、同じ写真や動画を読み直したりすることがあります。
- 私の対応策
- Editの通常取込はファイル全体から内容の識別値を作り、Macのファイル参照情報も保持します。識別値で重複を確認し、保存場所への参照を作品に残します。
- 理由
- 場所や名前だけではなく内容も使って、すでに取り込んだ素材を見分けるためです。
- 適用条件と制限
- Chrovaからの取込はファイルの一部分を使う別の識別方法です。二つの方法の識別値を、そのまま同じ値として扱うわけではありません。
PE004 / EditCutで直した時計を、Editでもう一度補正する
Cut出力の開始日時にはすでに時計補正が含まれています。原本用の補正をもう一度足すと、GPXやMarkへの対応がずれます。
- 私の対応策
- EditはCut出力のExportManifest.jsonを読み、切り出し済み素材として登録します。この経路の素材へは、原本用のVromaMedia.jsonの補正を重ねません。
- 理由
- 同じ場面の撮影時刻を、CutからEditへ渡す途中で変えないためです。
- 適用条件と制限
- 対応する出力情報の版は1と2です。GPXの経路データそのものはこのファイルに含まれないため、必要なGPXは別に読み込みます。
PE005 / Edit切り出しで広がった前後まで、作品に入ってしまう
Cutの保存範囲が希望範囲より広がった場合、そのMP4を全部使うと不要な前後も作品へ入ります。
- 私の対応策
- EditはCutの出力情報から「希望した範囲」と「実際に保存した範囲」の差を読み、保存されたMP4内で使う開始・終了を設定します。
- 理由
- 単独で再生できるよう余分に残した映像と、作品に採用したい場面を区別するためです。
- 適用条件と制限
- たとえば希望開始が原本10秒目、保存開始が8秒目なら、MP4内の2秒目から使います。古い出力情報に必要な範囲やMarkがなければ、元の記録も必要になります。
PE006 / Edit日時の数値やMarkの識別値を、同じ意味だと思う
Cutの出力情報とEditの編集ファイルでは、数値の日時が数え始める日が違います。CSV自体にはMarkのID列もありません。
- 私の対応策
- EditはCut出力の数値日時を2001年1月1日基準として、文字列日時は別に読みます。Editの作品ファイルはUnix秒を使います。Markは識別値だけでなく日時とコメントでも重複を確認します。
- 理由
- 数字の見た目が同じでも別の時刻になる誤りや、同じMarkを別扱いする誤りを避けるためです。
- 適用条件と制限
- Cutは解析した日時、EditはCSVの第1列の文字列を識別値の材料にします。日時が同じでもコメントが違うMarkは、別に残る場合があります。
PE007 / Edit測位のない時間に、確かな場所や速度があるように見える
GPXの点の間には測位していない時間があり、長い空白を線でつなぐだけでは実際の動きが分かりません。
- 私の対応策
- Editは有効な点を日時順に扱い、同じ記録区間内でつなげると判定した二点の間だけ位置や高度を補間します。移動速度は二点の距離と経過時間から求めた平均です。停止が記録・推定されている区間は、位置を保持して速度0として表示します。
- 理由
- 計測した点、その間から求めた値、停止の扱いを分けて映像の撮影時刻へ対応させるためです。
- 適用条件と制限
- 通常の移動は点の間隔60秒以内、計算速度250km/h以下が条件です。30秒以上離れた二点の距離が15m以内なら間を停止と推定するため、途中で動いて戻った場合も停止と判定し得ます。推定は元のGPXへ書き戻しません。
PE008 / EditGPXを追加すると、並べた作品までやり直しになる
経路を読み直したいだけでも、素材の並びや修正した字幕が消えると作業を続けにくくなります。
- 私の対応策
- Editは経路を新しいGPXで置き換え、Markとそこから作る字幕は既存内容へ統合します。すでに配置した映像の区間や並びは保持します。
- 理由
- 記録を更新する操作と、作品の構成を作り直す操作を分けるためです。
- 適用条件と制限
- 複数の経路を同時に保持して選ぶ仕組みではありません。経路は今回読み込むものへ置き換わります。
PE009 / EditChrovaの素材一覧を参照して、元の管理情報を変えてしまう
Chrovaで管理した写真や動画をEditへ使う際、参照元のデータベースや原本を更新する必要はありません。
- 私の対応策
- EditはChrovaのデータベースを読み取り専用で開きます。素材への接続には名前や、ファイルの先頭と末尾から作る識別値を使います。
- 理由
- 閲覧用の管理状態を変えず、そこに登録した素材を編集へ利用するためです。
- 適用条件と制限
- この識別値は先頭・末尾各1MiBを使い、通常取込の全内容比較とは違います。データベースの場所が分かっても、原本へのアクセスは別に必要です。
PE010 / Edit軽い確認用動画が、完成動画にも使われると思う
原本が外付けディスク等にあり、手元には小さい確認用コピーしかないことがあります。
- 私の対応策
- Editは原本、現像済み写真、軽い確認用コピー、一覧用の小画像を区別します。確認用の表示では代替を選べますが、動画の最終出力では原本がなければ停止します。
- 理由
- 編集を続けるための表示と、完成動画に使う素材の条件を分けるためです。
- 適用条件と制限
- 軽い動画コピーは一般にプロキシと呼びます。原本と同じ画質・内容を保証するものではなく、小画像だけで最終出力を代用しません。
PE011 / Edit作品を保存しても、素材や日時の対応が残らない
並びと範囲だけ保存しても、後で原本や確認用コピーを見つけられなければ同じ作品を開けません。
- 私の対応策
- Editは素材への参照と日時を含む編集内容を作品ファイルへ保存し、内容の整合を確認します。使っている確認用コピーを整理で消さないための登録も更新します。
- 理由
- 再読込時に使う素材と撮影時刻の対応を残し、作業の続きを作るためです。
- 適用条件と制限
- 確認用コピーを保持する登録に失敗した場合は、作品保存も止めます。現在の保存形式と、古い日時文字列を読むための処理は別にあります。
PE012 / Edit作品の何秒目かと、原本の何秒目かを取り違える
原本の一部だけを作品へ置き、後で順番を変えると、作品上の位置と原本内の位置は一致しません。
- 私の対応策
- Editは各場面について、原本内の使用開始と、作品に置く開始を別々に保持します。撮影時刻は原本の開始日時へ使用位置を足して求めます。
- 理由
- 作品の順番を変えても、その場面が撮影された時刻とGPX上の対応を変えないためです。
- 適用条件と制限
- 日時不明の素材に確定した撮影日時を補いません。作品内の位置を、撮影日時として保存しません。
PE013 / Edit場面を短くすると、字幕や音楽の対応がずれる
主映像の前を切ったり途中で分けたりすると、その場面に添えた字幕や動きの開始位置も扱い直す必要があります。
- 私の対応策
- Editは使用する原本の開始位置を更新し、場面に結び付いた字幕と動きの参照位置を合わせます。主映像を短くした分は後続の主映像へ反映し、接続した要素も一緒に動かします。
- 理由
- 採用する映像区間を変えた後も、その瞬間に添えた文章や構図の変化を保つためです。
- 適用条件と制限
- 上に重ねる映像と主映像では後続を動かす扱いが違います。区間をまたいで続く音楽を、主映像と同じ量だけ単純に切り縮めるわけではありません。
PE014 / Edit場面を移動すると、結び付けた要素の一部だけ残る
字幕、音楽、上に重ねる映像を特定の場面へ添えた場合、その場面を移動した後も一緒に扱いたくなります。
- 私の対応策
- Editはどの要素がどの場面に接続しているかを記録します。移動時には接続先をたどって対象を集め、同じ要素を二回動かさないようにします。
- 理由
- 主映像だけを動かして、添えた音や表示を元の位置へ置き去りにしないためです。
- 適用条件と制限
- 接続を外した要素は独立して扱います。移動、削除、並べ替えでは、それぞれの操作に応じた処理を行います。
PE015 / Edit並べ替えた場面の間に、以前のつなぎ方が残る
隣り合う二つの場面を重ねて切り替えていても、並べ替えで相手が変われば、そのつなぎ方は使えません。
- 私の対応策
- Editは主映像を並べ替える際に元の位置を詰め、同じ二つの場面が隣接したままの場合だけ切り替え効果を保持します。相手が変わった境界の効果は解除します。
- 理由
- 以前の相手との重なりを、新しい場面へそのまま当てないためです。
- 適用条件と制限
- 同じ順序へ置き直すだけなら、元の空白や効果を保ちます。切り替え効果の長さは、両方の場面の長さの半分以内です。
PE016 / Edit表示を重ね続けて、どの段が上か分からなくなる
映像、写真、字幕などを重ねると、前後の順序と追加可能な範囲を決める必要があります。
- 私の対応策
- Editは表示の重ね順を0から32までで管理し、新しい表示を現在の一番上の次の段へ追加します。上限に達していれば追加を止めます。
- 理由
- 新しく置いた表示がどこへ入ったか分かり、扱える段数を越えないようにするためです。
- 適用条件と制限
- 地図やぼかし等の作成する表示は、読み込んだ原本の写真・動画とは別の素材として管理します。
PE017 / Edit場面を分割した瞬間、拡大や向きが跳ぶ
拡大や360度の向きを途中で変えている場面を分割すると、後半が動きの最初へ戻ることがあります。
- 私の対応策
- Editは動きの時刻を分割前の場面に対応させたまま保持します。位置、拡大率、向き、見える角度を指定した時点の間で変化させます。
- 理由
- 分割した後半も、分割前にその瞬間で見えていた構図から続くようにするためです。
- 適用条件と制限
- 映像の構図、タイトルの動き、地図の拡大には、それぞれの変化の計算があります。すべてが同じ補間方式ではありません。
PE018 / Edit横長の普通の動画を、360度映像として変形する
縦横比だけを見ると、通常の横長映像を360度映像と取り違える場合があります。
- 私の対応策
- Editは最初の映像トラックのGoogle Spherical Videoメタデータを読みます。V1のXML、またはV2のMP4内の情報から、つなぎ合わせ済みで全周を含む単眼の正距円筒図法(周囲360度・上下180度を一枚の長方形へ展開する形式)と確認できるものを360度映像と判定します。
- 理由
- 見た目の比率から決めつけず、通常動画を誤って球面に貼り付けないためです。
- 適用条件と制限
- 対象はGoogle Spherical Video V1仕様 ↗とV2仕様 ↗のうち、この全周・単眼の正距円筒図法を示す情報です。切り抜いた球面画像、左右の目で異なる立体映像、立方体やメッシュへ展開した形式は自動判定しません。手動の360度指定も、カメラの未変換形式をこの画像形式へ変換する操作ではありません。
PE019 / Edit360度映像の継ぎ目や上下で、表示が崩れる
360度映像は左右がつながった画像であり、通常の切り抜きと同じ扱いでは継ぎ目が途切れます。
- 私の対応策
- Editは左右の角度を一周する位置へ戻し、上下の角度と見える範囲を扱える値へ収めて、確認と出力で同じ変換を使います。
- 理由
- 見回して決めた構図を、継ぎ目も含めて作品に残すためです。
- 適用条件と制限
- 入力は全周の単眼360度映像を正距円筒図法で展開した画像です。左右方向・上下方向・画角から平面の構図を取り出します。立方体やメッシュの画像、未結合のカメラ映像を直接この構図へ変換する処理ではありません。
PE020 / Edit写真の向きや余白を、作品の画面に合わせにくい
写真の縦横比と作品の画面が違うと、全体を見せるか画面を埋めるかを選ぶ必要があります。
- 私の対応策
- Editは写真全体を収めて余白を付ける方法と、はみ出す部分を切って画面を埋める方法を用意します。向きと背景、写真にある撮影情報も表示に使います。
- 理由
- 写真の端を残したい場合と、画面いっぱいに見せたい場合を利用者が選べるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 写真にない撮影情報は生成しません。最終動画の色の扱いは出力のSDR設定にも依存します。
PE021 / Edit複数写真の追加が止まり、一部だけ作品へ入る
まとめて配置する写真の中に一枚だけ読めないものがあると、途中までの追加を片付ける手間が生じます。
- 私の対応策
- Editの写真一括配置は全写真を読み終えてから、各3秒で同じ上の段へまとめて追加します。取り消しも一回で全体へ適用します。
- 理由
- 一括操作を、全部配置できたか、配置を始めなかったかで判断できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 読めない写真があれば配置前に止めます。素材一覧へ順に取り込む通常の操作とは、途中失敗の扱いが違います。
PE022 / Edit声がある場面で、BGMが大きく聞こえる
音声やBGMを同時に使うと、声のある区間だけ音楽を下げたい場合があります。
- 私の対応策
- Editは素材の音量、徐々に大きく・小さくする設定、無音を扱います。BGMを下げる設定では、ナレーション等の声として指定された区間の前後で音楽を弱めます。
- 理由
- 声のある時間を基準に、音楽の音量変化を合わせられるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 音量設定は−60〜+12dBです。音量のピーク表示は推定で、あらゆる音割れを自動で防ぐ仕組みではありません。声の内容を自動認識して区間を探す処理でもありません。
PE023 / Edit原本の複数音声が、作品にもすべて残ると思う
原本に複数の音声トラックがある場合、編集作品で使う音声の選び方を明確にする必要があります。
- 私の対応策
- Editは素材の最初の音声トラックを取り出し、作品のBGMやナレーションと混ぜて出力します。
- 理由
- 作品で使う音声と、原本に含まれる音声の全体を区別するためです。
- 適用条件と制限
- 全AAC音声を残すCutとは異なります。原本の複数音声をすべて独立して保持・編集する処理ではありません。
PE024 / Edit音声だけを調整したいのに、映像とずれる
映像の原音を別の音声欄で調整したい場合、複製した音が映像から離れると同期が失われます。
- 私の対応策
- Editは元の場面から音声をナレーション欄へ複製し、その場面へ接続します。元の場面の音は無音にして、同じ原音が二重に鳴らないようにします。
- 理由
- 映像と同じ位置から音を取り出し、場面の移動にも一緒に対応できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 接続を外した後は独立した音声として扱います。元の動画ファイルから音声を削除する操作ではありません。
PE025 / Edit音の始まりや大きい部分を、映像だけでは探しにくい
発言や大きな音の位置を探すとき、音声を聞き続ける以外にも目安があると範囲を選びやすくなります。
- 私の対応策
- Editは素材の最初の音声を読み、各区間の音の大きさを600点の波形の目安として作ります。読取は表示の処理から分けて行います。
- 理由
- 音のある位置を見て、再生して確かめる場所を選べるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 複数の音声すべてを解析するものではありません。波形は音の内容や発言を判定する情報ではなく、読込中にすぐ取消できる専用処理もありません。
PE026 / Edit確認画面と完成動画で、重ねた表示が違う
写真、字幕、タイトル、ぼかし等を別々の方法で描くと、確認した配置と出力が食い違います。
- 私の対応策
- Editは映像と各表示の重ね順、位置、時刻を同じ描画処理へ渡し、確認と出力に使います。
- 理由
- 編集画面で配置した内容を、同じ組み立て方で完成動画にも描くためです。
- 適用条件と制限
- 出力はRec.709の8bit SDRです。HDRの色や明るさを元のまま保存する出力ではありません。
PE027 / Edit確認用の地図や速度表示が、勝手に動画へ入る
場所を確かめるために開いた表示と、作品へ見せたい表示は役割が違います。
- 私の対応策
- Editは確認用の撮影時刻・位置等の表示を編集時に限定します。作品へ配置した地図などの表示は、配置した位置と時間で出力します。
- 理由
- 場所を調べただけで、完成動画の見せ方を変えないためです。
- 適用条件と制限
- 確認用の表示を開く操作と、作品へ地図等を追加する操作は別です。出力に入れたいものは作品上へ配置する必要があります。
PE028 / EditGPSが途切れた間を、観測した経路のように線でつなぐ
長い測位の空白を一直線で結ぶと、その道を実際に通ったと読めてしまいます。
- 私の対応策
- 現行Editは参照地図と出力用経路地図に共通のつながり判定を使い、位置を求められない間で経路線を分けます。その時刻には対応する現在位置や速度を出しません。
- 理由
- 観測から扱える区間と、場所を判断できない区間を、地図の線でも区別するためです。
- 適用条件と制限
- 通常の移動は60秒を超える空白や250km/hを超える計算速度をつなぎません。記録された停止や、30秒以上・15m以内の条件で推定した停止は別扱いです。推定は実際の停止を証明するものではありません。
PE029 / Edit地図を動かす時刻と、映像の撮影時刻が混ざる
映像と一緒に現在地を示す場合と、別の時刻の経路を見せたい場合では、地図を動かす基準が違います。
- 私の対応策
- Editは主映像の撮影時刻に追従する地図と、利用者がGPXの時刻を指定する地図を分けます。
- 理由
- 作品上の再生位置だけをGPXの日時とみなさず、地図の時刻を意図して選べるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 高度の表示は主映像の撮影時刻を基準にします。地図の時刻を手動指定した場合、その地図位置と高度の時刻が異なる場合があります。
PE030 / Edit地図の拡大が急に変わり、同じ画像を繰り返し取得する
地図の拡大を変える作品では、画像の切り替わりと外部からの画像取得を管理する必要があります。
- 私の対応策
- Editは指定した時点の拡大率の間を滑らかに変化させます。地図画像は必要な段階ごとに用意し、切り替えを混ぜて見せ、取得済み画像や取得中の同じ要求を再利用します。
- 理由
- 拡大の境界で画像が急に切り替わるのを抑え、同じ地図を何度も取得しないためです。
- 適用条件と制限
- 必要画像の要求数は2048件などの上限を設けています。範囲や拡大が大きすぎて上限を越える場合は準備を止めます。
PE031 / Edit画面で見えた地図なら、そのまま動画へ出せると思う
編集時の参照地図と、作品の完成動画へ使う地図では、使う地図サービスが違います。
- 私の対応策
- EditはAppleの地図による確認と、Mapboxによる出力用地図の準備を分けます。出力用の取得が済んでいない仮表示を、完成動画へ使いません。
- 理由
- 確認用地図が見えたことを、出力用地図を用意できたことと取り違えないためです。
- 適用条件と制限
- 地図を配置した作品の出力にはMapboxの公開トークンが必要です。取得時には表示地域・拡大等の情報をサービスへ送ります。地図を含まない作品とは条件が異なります。
PE032 / Edit日付変更線をまたぐ経路で、地図が世界全体へ広がる
経度の両端に近い点を一つの範囲とすると、近い二点が世界を横切る幅として扱われる場合があります。
- 私の対応策
- Editは地図に使える緯度範囲へ収め、世界の半分より広い幅の地図要求は拒否します。
- 理由
- 扱えない範囲を巨大な一枚の地図として取得し続けないためです。
- 適用条件と制限
- 日付変更線をまたぐ経路を自動で二つに分ける処理ではありません。その経路を使う場合は、分割等の別の対応が必要です。
PE033 / Edit設定を開くたび、地図トークンが表示・認証される
地図の認証用トークンは保存状態を知りたい一方、毎回本文を表示する必要はありません。
- 私の対応策
- Editの設定は保存済みかどうかを表示し、トークン本文を入力欄へ戻しません。地図を準備する一回の処理では、必要な値を一度読みます。
- 理由
- 設定の確認と、地図取得に必要な認証情報の利用を分けるためです。
- 適用条件と制限
- 指定の環境変数があれば保存済み値より優先します。Keychainへのアクセスが許可されなければエラーを表示し、保存済みトークンを勝手に削除しません。
PE034 / Edit地図の取得回数を、請求額と取り違える
地図画像を何度取得したかを見たい場合でも、アプリの回数だけではサービスの正式な利用量や料金は分かりません。
- 私の対応策
- Editは自分が送った取得要求を数えて保持します。取得済み画像の再利用は数えず、送信後に失敗した要求は数えます。
- 理由
- 作品の地図準備でアプリが発行した要求数を、後から確認できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- これはアプリが数えた試行回数です。Mapboxの請求額や正式な利用明細を計算する機能ではありません。
PE035 / Edit映像の一部を隠したいが、上の表示までぼける
映像内の見せたくない部分をぼかす際、そこへ重ねた写真や文字を同じようにぼかしたいとは限りません。
- 私の対応策
- Editは長方形のぼかしやモザイクを一つの表示として置き、その下の段までの映像へ適用します。位置・大きさ・時間による変化を指定でき、強さ0では元の表示を保ちます。
- 理由
- 隠す範囲と重ね順を利用者が選び、上にある表示を巻き込まないためです。
- 適用条件と制限
- 顔の自動検出や追跡ではありません。対象が動けば範囲を調整する必要があり、ぼかしによる匿名化を保証するものでもありません。
PE036 / Edit走った道路の番号を、作品へ添えたい
走った道を映像で示す際、国道・県道の番号を見える形で配置したい場合があります。
- 私の対応策
- Editは国道や県道の番号表示を、タイトルとは別の一つの表示として追加します。利用者が番号と任意の下の文字を指定し、文字がなければ番号を大きく描きます。
- 理由
- 道路番号の表示を作るために、毎回タイトルの図形と文字を組み立て直さずに済むようにするためです。
- 適用条件と制限
- 番号は1〜9999です。地図から走行道路を自動判定して番号を決める機能ではありません。
PE037 / Edit再利用するタイトルを直すと、以前の作品まで変わる
保存したタイトルを別作品にも使うとき、元の雛形の変更を、すでに配置した表示へ反映したいとは限りません。
- 私の対応策
- Editは再利用用のタイトル定義と、作品へ配置したタイトルの内容を別に保持します。配置後の文字や色は、その作品側の項目として変更できます。
- 理由
- 一つの作品のための変更と、次にも使う雛形の変更を分けるためです。
- 適用条件と制限
- タイトルをライブラリへ保存する操作と、作品内の配置を変更する操作は別です。
PE038 / Editタイトルを長くすると、登場・退場の動きまで遅くなる
文章を読む時間だけを増やしたい場合でも、タイトル全体を引き伸ばすと出入りの動きまで変わります。
- 私の対応策
- Editはタイトルの登場・退場を残して中央の表示時間を伸縮する方法と、全体を比例して伸縮する方法を分けます。場面を途中から使う場合は、元の動きの参照位置も保持します。
- 理由
- 表示しておく長さの調整と、動き全体の速さの調整を選べるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 扱える要素数は512まで、一要素の変化の指定点は10000まで等の上限があります。指定点とは、位置や色などをその時刻にどの値にするか記録した点です。
PE039 / Editタイトルに入れた動画の長さや音が、意図と違う
タイトルの表示時間を伸ばしても、中に置いた動画まで同じ速さで伸びるとは限りません。
- 私の対応策
- Editは画像の内容をタイトルに含め、動画はアプリが管理するコピーを使います。動画の使用開始と長さを別に持ち、終了後は最後の映像を止めて残す、繰り返す、隠す方法を選びます。
- 理由
- タイトルの動きと、中の動画の再生区間を別々に指定できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 追加動画は最初は無音です。タイトル構成の編集画面では音を確認できず、作品へ適用した後のタイムラインで確認します。
PE040 / Edit縦横比や文字量が変わると、タイトルが崩れる
横長と縦長の出力では画面の端や文字の収まり方が違い、別のMacには指定したフォントがない場合もあります。
- 私の対応策
- Editは設計時の画面高さを基準に、端に寄せる配置を保持します。文字の折り返しや枠内へ縮める処理を使い、不足するフォントを検出します。
- 理由
- 画面の形や文字量が変わっても、何を調整すべきか分かる形でタイトルを描くためです。
- 適用条件と制限
- 生成する画像の大きさには上限があります。フォントを一緒に配って、別のMacでも必ず同じ見た目にする仕組みではありません。
PE041 / Editタイトルだけを移して、中の画像・動画を忘れる
再利用するタイトルを別のMacへ持っていくとき、参照していた動画が元のMacにしかないと表示できません。
- 私の対応策
- Editはタイトルと、それが使う画像・動画を対応表と一緒に一つのフォルダへ保存します。素材の全内容から作る識別値で保存内容を確認し、参照先が欠けていないか検査します。
- 理由
- タイトルの定義だけでなく、実際に表示する素材も一緒に移せる形にするためです。
- 適用条件と制限
- これは再利用タイトル用の保存です。作品全体と、その作品が使うすべての原本をまとめるバックアップではありません。
PE042 / Editタイトルの復元で、今ある別のタイトルを上書きする
持ち込んだタイトルや素材と、Macにあるものの名前や識別値が重なる場合があります。
- 私の対応策
- Editは名前・識別値・内容の重なりを分けて示し、別のものとして追加するか、指定した対象へ置き換えるかを選ばせます。変更前の状態を確認し、一時保存を使って復元します。
- 理由
- 同じ名前だけを理由に、違う内容のタイトルや素材を消さないためです。
- 適用条件と制限
- 失敗した変更は戻す処理を行いますが、戻せないファイルがあれば復旧用の控えを残して場所を表示します。既存作品が参照する旧素材を保持する扱いもあります。
PE043 / Edit複数の作品を開くと、編集状態が混ざる
同時に複数作品を作る場合、素材の選択、変更履歴、復旧用の保存は作品ごとに持つ必要があります。
- 私の対応策
- Editはタブごとに編集内容と履歴・復旧ファイルを分け、開いていた作品と選択タブを保存します。同じファイルをもう一度開いた場合は既存のタブへ移ります。
- 理由
- 別の作品の変更や履歴を使わず、作業していた作品へ戻れるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 別タブが開いているファイルへの同名保存を止めます。復元に失敗した作品はエラーを表示し、成功したタブとは分けて扱います。
PE044 / Edit入力直後に閉じると、編集が保存されていない
短い間隔で行う編集は、保存処理より先に画面へ反映されることがあります。
- 私の対応策
- Editは変更が落ち着いてから約350ミリ秒後に復旧用ファイルと、名前を付けてある作品ファイルを自動保存します。未保存の作品を閉じるときは保存・破棄・取消を選べます。
- 理由
- 画面に見えていた変更を保存する機会を持ち、未保存のまま閉じる判断を利用者に返すためです。
- 適用条件と制限
- 保存に失敗したらエラーを表示します。文字入力の取り消しと、作品の配置変更の取り消しは別の履歴で扱います。
PE045 / Edit書き出し失敗で、以前の完成動画を壊す
完成動画の保存先にすでに同名の動画がある場合や、途中で出力を取り消す場合があります。
- 私の対応策
- Editは同名の既存動画を拒否し、別名や保存先を選ぶ必要があるとします。出力は一時MP4で行い、完了後に指定名へ移します。失敗・取消では途中のファイルを片付けます。
- 理由
- 完成していない出力を以前の動画と置き換えず、以前の作品を保つためです。
- 適用条件と制限
- Cutのように自動で連番を付ける方式ではありません。保存先や名前は利用者が指定します。
PE046 / Edit選んだ出力サイズを、そのMacで処理できると思う
動画の圧縮方式と解像度の組合せによって、Macのハードウェア圧縮機能を使えない場合があります。
- 私の対応策
- Editは指定したH.264またはHEVCと幅・高さで、ハードウェアのエンコーダーを作れるか確認します。使えなければ出力を止め、H.264や小さい解像度を選ぶように案内します。
- 理由
- 使えない設定を選んだまま長い処理を始めないためです。
- 適用条件と制限
- この現行出力はハードウェアを必要とし、ソフトウェアだけの圧縮へ自動で切り替えません。
PE047 / Edit作品を出力しても、原本の画質がそのまま残ると思う
複数の映像や表示を合成して完成動画にするEditでは、映像を新しく圧縮します。
- 私の対応策
- Editは作品で使う原本のビットレート(毎秒のデータ量)、一枚の画像の画素数、毎秒のフレーム数と、出力の圧縮方式・画像サイズ・毎秒フレーム数から出力ビットレートの目安を求めます。読み取れる推定ビットレートを優先し、なければファイルのバイト数と長さから平均を求めます。出力の目安は4〜300Mbpsへ収めます。
- 理由
- 出力画像の大きさや毎秒のフレーム数に合わせて、圧縮へ使うデータ量を選ぶためです。
- 適用条件と制限
- これは画質を決めるための経験的な目安です。見た目が原本と同じになる保証や、原本の圧縮データをそのまま残す処理ではありません。
PE048 / Edit縦長動画を出すために、元の配置まで作り直す
同じ作品を別の縦横比で出したい場合、元の編集を直接変えると以前の構図へ戻しにくくなります。
- 私の対応策
- Editは出力専用の枠を用意し、元の編集画面を変えずに、周囲を切り抜くか、色や画像の余白を付けるかを選べるようにします。確認と出力に同じ枠の計算を使います。
- 理由
- 出力先に合わせる変更を、元の作品の配置から分けるためです。
- 適用条件と制限
- 幅・高さは16〜8192の偶数が条件で、圧縮機能の対応は別に確認します。余白用に選んだ画像を読めなければ出力を止めます。
PE049 / Edit字幕を、動画以外の用途にも渡したい
映像に描いた字幕とは別に、字幕ファイルや章の一覧として使いたい場合があります。
- 私の対応策
- Editは字幕を時刻順に並べ、開始・終了を持つSRTファイルや章用のテキストへ保存します。
- 理由
- 作品の字幕内容と時刻を、別の再生や編集でも使える形へ取り出すためです。
- 適用条件と制限
- 文字ファイルは保存画面で指定した場所へ保存します。既存動画の同名を拒否する出力処理とは、保存の扱いが異なります。
PE050 / Edit外付けディスクがないと、編集を続けられない
外出先等で原本の保存先へつながらなくても、構成の確認や調整を続けたい場合があります。
- 私の対応策
- Editは使っている素材の軽い動画コピーや手元用コピーを作り、作品が使うものを保持対象として登録します。容量整理では保持対象以外の確認用コピーから削除します。
- 理由
- 原本の保管場所から離れても確認でき、必要なコピーを整理で失わないようにするためです。
- 適用条件と制限
- 容量整理で原本を削除しません。軽い動画コピーは完成動画用の原本の代わりではなく、最終出力には原本への接続が必要です。
PE051 / Editお気に入り素材を移すと、再利用できなくなる
繰り返し使う写真や映像が元のフォルダだけにあると、移動後に設定から見つからなくなります。
- 私の対応策
- Editは再利用素材を管理用の場所へコピーし、内容を表す名前と再利用用設定で保持します。
- 理由
- 一度選んだ素材を、元のファイル名や場所だけに頼らず次の作品でも使えるようにするためです。
- 適用条件と制限
- これは選んだ再利用素材の管理です。作品に使うすべての原本をまとめて保護するバックアップではありません。
PE052 / Editタイムラインを拡大すると、端へ合わせにくくなる
場面の端を別の場面の開始へ合わせる際、時間の許容差が固定だと、拡大率で操作の感じが変わります。
- 私の対応策
- Editは画面上で8ポイント以内に近づいた端を、主映像の端へ合わせる候補にします。移動時刻は作品のフレーム単位へ収め、この補助を無効にもできます。
- 理由
- 表示の拡大率が違っても、目で近づけた位置を基準に端を合わせられるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 選んだ場面自身は合わせる相手から除きます。8ポイントは画面上の距離で、8秒や8フレームではありません。
PE053 / Edit丸めて表示した数値が、表示しただけで設定へ戻る
細かい値を短い小数表示にすると、入力していないのに値まで丸められる場合があります。
- 私の対応策
- Editは数値欄に表示する値と、内部で保持する値を分けます。利用者が入力やスライダー操作をしたときに、その項目の範囲と単位へ合わせて反映します。
- 理由
- 表示の桁数を、未編集の値を変更する理由にしないためです。
- 適用条件と制限
- 指定できる範囲や刻みは各項目で異なります。不正な数値は採用せず、範囲外は項目の範囲へ収めます。
PE054 / Edit文字入力や別の操作欄で、場面の削除が走る
字幕を入力しているときや素材を確認しているとき、タイムラインのキー操作が反応すると編集を取り違えます。
- 私の対応策
- EditはMacの文字入力欄と操作中の領域を確認し、その場所で有効なキーだけを受け付けます。Commandと数字はタブの切り替え用として扱います。
- 理由
- 同じキーでも文章入力、素材確認、作品編集の役割を分けるためです。
- 適用条件と制限
- ダイアログや文字入力がキーを使っている間は、作品操作へ渡しません。利用できる編集キーには操作領域ごとの条件があります。
PE055 / Edit画面を切り替えると、編集ウィンドウが見つからない
大きいディスプレイで使ったウィンドウを、小さい画面や別の画面構成でも開くことがあります。
- 私の対応策
- Editはウィンドウと各操作欄の配置を保存し、復元時に現在使える画面の範囲へ収めます。
- 理由
- 以前の配置が画面の外になっても、作品を開いて操作できる位置へ戻すためです。
- 適用条件と制限
- 画面や操作欄には必要な最小寸法があります。全画面表示等の一時的な状態と通常のウィンドウ配置は分けて扱います。
PE056 / Edit日本語変換や文字選択が、画面更新で消える
字幕の入力中に周囲の画面が更新されると、未確定の文字や選択範囲を失う場合があります。
- 私の対応策
- EditはMacの文字編集機能に入力中の文章、変換状態、選択、文字の取り消しを保持させます。変換中や未反映の入力がある間は、別の表示内容で入力欄を置き換えません。
- 理由
- 作品の画面更新を、日本語入力のやり直しの原因にしないためです。
- 適用条件と制限
- 入力を終えるときや編集欄を閉じるときに文章を作品へ反映します。文章編集の取り消しは、配置変更の取り消しとは別です。
PE057 / Editタイトルを試しただけなのに、作品へ変更が残る
タイトルの色や配置を試した後、元のままにしたい場合があります。
- 私の対応策
- Editはタイトル編集を下書きで行い、「適用」したときに作品へ反映します。作品側では、この適用を一回の取り消しで戻せます。
- 理由
- 試す操作と、作品へ採用する操作を分けるためです。
- 適用条件と制限
- 再利用タイトルとして保存する操作は別です。作品への適用を取り消しても、別途保存した雛形まで取り消す意味ではありません。
PE058 / Edit360度素材を見回しただけで、作品の構図が変わる
素材を探すために方向を変える操作と、完成動画へ使う方向を設定する操作は役割が違います。
- 私の対応策
- Editは素材確認用の視点と、作品に置いた場面の構図を別に持ちます。どちらを操作しているかに合わせて変更を反映します。
- 理由
- 素材を調べる操作で、すでに決めた作品の構図を変えないためです。
- 適用条件と制限
- 作品側の構図を変更したい場合は、その場面の編集として指定する必要があります。
PE059 / Editドラッグの途中で、作品が確定した配置に変わる
素材を運ぶ途中でスクロールや候補位置を変えると、まだ置いていない素材が作品へ入る場合があります。
- 私の対応策
- Editは画面上の位置をタイムライン内の位置へ換算して候補を表示し、ドロップが確定したときに配置を反映します。
- 理由
- 置く場所を探す表示と、作品を変更する操作を分けるためです。
- 適用条件と制限
- ドラッグの取消では候補を消します。スクロール中の画面座標を、そのまま作品の時間として保存しません。
PE062 / Edit取込が途中で止まると、全部失敗したと思う
複数の素材を読む途中でエラーや取消が起きた場合、すでに完了した素材まで失う必要はありません。
- 私の対応策
- Editの通常取込は、利用者が選択した素材ファイルを順に読みます。フォルダを指定した場合は、その中の対応する形式のファイルを対象にします。完了した素材をその都度一覧へ追加し、新しい素材が入れば素材一覧へ移ります。重複だけなら編集画面を変えません。
- 理由
- 今回どこまで読み込めたかを残し、失敗した部分の対応へ進めるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 途中で止まっても完了分は残ります。写真を作品へ一括配置する操作は、全件確認後に追加する別の処理です。フォルダ取込で探す形式には拡張子の条件があります。
PE063 / EditMarkを調べるために、編集中の位置を失う
コメントの瞬間を確認したいだけなのに、作品の再生位置や選択が移ると元の作業へ戻りにくくなります。
- 私の対応策
- EditはMark日時を含む素材を別の確認用プレーヤーへ開き、作品の再生位置と選択を保持します。該当素材が複数あれば選べるようにします。
- 理由
- 記録を見返す作業を、作品の配置変更から分けるためです。
- 適用条件と制限
- 対応する素材がなければ欠落を表示し、以前開いた別動画を代用しません。確認用の視点変更も作品の構図を変えません。
PE064 / Edit素材を切り替えた後、前の映像が遅れて表示される
素材の読込やMarkへの移動は時間がかかる場合があり、切替前の処理が後から終わることがあります。
- 私の対応策
- Editは読込ごとにプレーヤーと識別番号を用意し、結果や時刻通知を現在の読込にだけ適用します。待っている移動先も今回の素材と照合します。
- 理由
- 新しく選んだ素材へ、古い動画や古いMarkの位置を反映しないためです。
- 適用条件と制限
- この仕組みは遅れて完了した処理の結果を取り違えないためのものです。素材を読み込む時間そのものをなくすわけではありません。
PE065 / Edit素材の一コマと、作品の一コマを同じ長さだと思う
素材のフレーム間隔と、出力する作品のフレーム数は一致しない場合があります。
- 私の対応策
- Editは素材の確認では実際の動画の次・前フレームへ移動します。作品側では作品に指定した毎秒フレーム数で移動します。Markへの移動も、素材内と作品の使用範囲で位置を換算します。
- 理由
- どちらを確認しているかに応じて、意味のある一コマやMarkへ移動するためです。
- 適用条件と制限
- 同じ日時のMarkは一つの移動先にまとめます。日時を読めない素材とMarkの対応は推定しません。
PE066 / Edit記録一覧の検索とスクロールを、毎回やり直す
長いGPX一覧から記録を探していると、別の操作へ移った後に同じ条件を設定し直すことになります。
- 私の対応策
- Editは年月、記録名と相対的な保存場所の検索、並び順、スクロール位置を保持します。指定フォルダ内のGPXを索引にし、変更のない読取結果を再利用します。
- 理由
- 探していた条件と位置へ戻り、記録を選ぶ作業を続けるためです。
- 適用条件と制限
- Markコメントを検索する機能ではありません。日時不明の記録は月の絞り込みから除外せず、クラウド未取得の記録はFinder等で取得する必要があります。
PE067 / Edit削除を取り消すと、編集していた再生位置へ戻れない
場面を削除して後ろを詰めた後では、同じ秒数を表示しても別の映像になっています。
- 私の対応策
- Editは変更前の作品と、必要な操作では変更前の再生位置も履歴へ保存します。削除後には残る映像の位置へ換算し、取り消しでは操作前へ戻します。ドラッグ一回はまとめて取り消します。
- 理由
- 構成を戻したときに、確かめていた場面も対応する位置へ戻れるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 通常の変更履歴は60件で、その起動中の履歴です。作品を保存して開き直しても、この取り消し履歴は復元しません。文字入力の履歴は別です。
PE068 / Edit何も選んでいないとき、どの場面を切るか分からない
再生位置に映像があっても、編集対象を選んでいない場合の切断や前後の削除は扱いを決める必要があります。
- 私の対応策
- Editは選択した場面を優先します。場面も字幕も選んでいない場合に限り、再生位置が主映像の内部ならその場面を対象にします。
- 理由
- 選択対象があるときはその意図を守り、選択がないときも再生している場面から編集できるようにするためです。
- 適用条件と制限
- 境界や空白では対象を補いません。Q/W/E等のキーは対応する作品編集の領域で受け付け、文字入力や素材確認、繰り返しキー入力を保護します。
PE069 / Editタイトルをまとめて動かすと、子の要素が二回動く
親の図形や文字をグループにした場合、親と子を同時に選ぶと移動を重複して適用し得ます。
- 私の対応策
- Editは親の移動を子へ重ねて適用せず、画面で指定した移動を親の座標系に換算します。動かせない設定の要素を保護し、同じ親に属する要素だけをグループにします。
- 理由
- まとまり全体を一回動かした結果として、子の位置関係を保つためです。
- 適用条件と制限
- 別の親に属する要素や、動かせない設定の要素は、同じグループとして自由に動かす対象にはしません。
PE070 / EditMarkから作った字幕の手修正が、読込で元に戻る
Markのコメントを字幕へした後で、作品用に文を直したり新しい字幕を追加したりすることがあります。
- 私の対応策
- Editは追加のMarkを読み込んでも、すでに手修正した字幕を保持します。単独の字幕は現在の作品フレームから追加し、初期表示は背景なし・黒い輪郭付きにします。
- 理由
- 記録を更新する操作で、作品のために整えた文章を上書きしないためです。
- 適用条件と制限
- 過去の字幕の輪郭や長さの設定は保持します。読みやすさは文字サイズ・背景映像・フォント等でも変わるため、完成画面で確認します。
素材の確認表示とタイトル配置の補足
写真の確認表示
縦向きの写真が横に倒れて見えると、使いたい写真を選びにくくなります。Editは写真の向きの情報を反映し、確認用の画像を最大4096ピクセルで作ります。作成したタイトルを映像へ重ねた結果は、作品のタイムライン上で確認します。
素材一覧の並び
撮った順に素材を探せるよう、Editの素材一覧には撮影日時順の並びがあります。一覧で並びを変えても、すでに作品へ置いた場面の順番は変わりません。写真の日時を解釈するときには、PE001の時差の制限があります。
タイトルの配置と時間の目安
文字や図形を画面の端や中央へそろえるため、Editのタイトル編集には横・縦の5%・中央・95%の目安線があります。近くまで動かすと目安線へ吸着し、配置をそろえる助けになります。吸着する距離は画面座標の約1.2%を基準にします。
タイトル構成内の時間操作は毎秒30コマの単位です。作品に指定する毎秒のフレーム数や素材動画の実際のフレーム間隔とは別なので、それぞれの画面で結果を確認します。