Firmware Ver 3.30でZ6でもフォーカス位置記憶が使えるようになった

2021/05/01 11:50

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2021年4月26日にNikon Zシリーズ用の新しいファームウェアが公開されました。

Z6のファームウェアバージョンは3.30に

Nikon Z6 ファームウェア 3.30

Z6のファームウェアも順調にアップデートが続き、3.30まできましたね。

後継機のZ6Ⅱが出ても機能追加が行われていて信頼感があります。 カメラは機械なのだけれど、思い出を記録してくれる相棒でもあり、愛着が沸くものなのでなおさらです。

アップデートの仕方や実際の動作について

今回の更新内容

  • フォーカス位置の記憶

  • 音声メモ

  • バグフィックス

ファームウェアアップデートまでの流れや、追加機能の動作確認について動画にしているのでよければこちらで!

フォーカス位置記憶

個人的にものすごく嬉しいフォーカス位置記憶がZ6にもやってきました。

Z6は電源を切るとフォーカス(ピント)がどこにあっていたかを忘れてしまっていたのです。 カメラを三脚などで固定して、事前にフォーカスを合わせておくってことをした場合には、いざ撮影のタイミングまで電源を切らずにキープしておく必要がありました。

今回追加されたフォーカス位置の記憶をONにしておくと、電源を切ってもフォーカス位置を忘れず、電源を入れ直した時に元のまま復帰してくれます。これは便利です。

設定方法

フォーカス位置の記録

セットアップメニューにフォーカス位置の記憶が追加されています。

ONにすれば電源を切ってもフォーカス位置が記憶されるようになります。

実際どういうことなのかイメージがわかない人は ↑ の動画を見て下さい。 6:00くらいから です。

音声メモ

音声メモは、写真とついになる音声メモを記録できる機能です。

個人的には動画にもつけられればなーと思いますが、通常の利用用途なら動画にそのまま音声を入れれば良いんですよね。

使ってみるまでは、単に任意のタイミングで音声メモを追加できるものかなと思っていました。素材を撮る前にこれから撮るのはこういう設定ですよ、みたいに使おうと思ってました。

設定方法

カスタムメニューで f 操作 を選択します。

メニュー → カスタムメニュー → f 操作

録画撮影ボタンにカスタムボタンを設定します。

録画撮影ボタンに機能を割り当てる

音声メモを選択します。

音声メモを選択する

録画撮影ボタンにマイクマークがつきます。

録画ボタンに音声メモを割り当てた

音声メモの使い方

音声メモは、 撮影モードを写真にして 再生画面で 写真に対して 使います。

つまり、ファインダー右側のスイッチをカメラマークに合わせて、ファインダー左の再生マークを押した状態で、写真を表示した状態にします。

その状態で録画撮影ボタンを押したままにして録音します。押している録画撮影ボタンを離すと録音が停止します。

録音している間は画面に赤いマイクマークが表示されます(以下のキャプチャはパソコンで表示しているものなので少しレイアウトが違います)。

録音中

音声メモを追加した写真は音符マークが表示されて、音声メモがあることがわかります。

音声メモつき写真

音声メモは、写真と同じファイル名の拡張子違いで保存されます。

ファイル名

動画にはつけられない

動画ファイルには音声メモをつけられません。

動画ファイルを表示した状態で録画撮影ボタンを押すと、動画ファイルには音声メモがつけられない(このファイルは選択できません)と表示されます。

動画には音声メモをつけられない

このつき方はなかなかよくできていて、やはり動画にも音声メモをつけたい!と思いました。

撮影した動画に対してコメントつけて置けると楽ですよね。まぁ、録画しちゃえば良いんですけどね…。

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