四季版オペラ座の怪人とIT業界

2006/11/19 21:44

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母の都合で、父と観劇。父の業界に互助会があるのがうけた。

見たのは四季版オペラ座の怪人。

オペラ座の怪人は10年くらい前にHer Majesty'sで見たことがある。

まぁ、仕方ないんだけど劇場はこんな感じに違う。

はーまじぇすてぃーず 四季劇場 - 海

劇団四季というのは、浅利慶太が「食えなければプロじゃない」としてからぐいぐいと観客動員を増やし、いまや自前の劇場を複数持っている。確かに劇団四季は舞台で食っていけている日本に殆どない劇団の一つだ。

ここに何となくITの世界と同じ構図があるんじゃないかと思い込んでみる。

今回見たオペラ座の怪人は、ロンドン発のウェーバー作曲。世界中でロングランを果たしたし、四季も来年の3月までロングランをしている。才能のある若い歌い手クリスティーンと怪人、クリスティーンの幼なじみ子爵のある意味三角関係物語。そう、クリスティーンは可愛い感じの美人で若くなければいけないし、怪人は仮面をかぶった状態ではかっこうよくかつ強そうでなければいけない。

なぜそんなことを書くのかというと、「クリスティーンはおばちゃん顔の女優さん、怪人は背がおばちゃん顔クリスティーンと変わらない、よって全然イメージがわかない」からだ。

実は以前にも劇団四季のミュージカルは見たことがある。そのうちの一つは、今は亡き本田美奈子出演の「ミス・サイゴン」。話自体は下らなかったけど、本田美奈子の歌はなかなか良く、競演の劇団四季の面々もなかなかの歌声を披露していた。これは四季が帝劇を使ってミュージカルを興行していた時代の話。

ミュージカルはマイクとスピーカーを利用するものらしいが、帝劇の頃は激しく拡声されたという印象は無かった。「ミュージカルってマイク使うんだ、だせー。」と思ったくらい。当然Her Majesty's等ヨーロッパで見たときも殆どマイクとスピーカーの存在は気にならなかった。

再びなんでこんなことを書くのかというと、「PAの質が悪く、たまにスピーカーからノイズが発生しそうだった。スピーカーが舞台より観客席側にあるため、場合に寄っては誰がうたっているのかが判別できなかった。複数人がうたう時は(そもそも歌がへたであるというものあるが)全員の声が同じスピーカーから聞こえてくるので反吐が出そうな状況だった」から。

disるのはやめようと思っていたんだけど、役者崩れ(崩れるようなものは無かったけど)として避難させていただく。

あんなものでカーテンコールを5回も6回もやらされちゃたまらんよ、実際。劇中劇の台詞で「払い戻しゼロだよ!」というものがあったが、聞いた瞬間「払い戻せ!」と思ったのでした。

話戻って、ITの世界と同じような構図。

これはまるで、重厚長大な設計をし、つたない実装を垂れ流して、知識の無いクライアントを騙している悪いIT業者のようではないか!とか言ってみるテスト。

え?これはなにがいいたいんだって?

単に四季版オペラ座の怪人の余りのひどさにむかついたから愚痴っただけです。

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