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防災備蓄を見直して、火山灰と停電への備えを考える

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今回検討した防災用品は、Amazonの防災用品アイディアリストにまとめています。 リストには、購入済みのものだけでなく、検討中のものも含まれています。

2026年11月2日に防災庁が発足し、それに合わせて防災への備えについて国民に対し、食料や飲料水、災害用トイレなどを最低3日分、できれば1週間分準備するよう要請する予定だそうです。 内閣府の10月20日の会見では、国民だけでなく自治体や各省にも要請を出す方針が説明されています。

水や食料を備えるという話は、以前から聞いているものでもあります。 政府広報の備蓄の案内でも、飲料水や食料は最低3日分、広い地域に被害が及ぶ災害では1週間分以上が望ましいとされています。 今回の話をきっかけに、家の備えをもう一度見直してみました。

飲料水や非常食、非常用トイレはすでに用意しています。 富士山の噴火による降灰も気になっていたので、ゴーグルと防塵マスクも備えています。

水は普段飲むものを買い足す

災害備蓄用には、5年や10年と長く保存できる水も売られています。 普通の水と何が違うのかというと、長期保存水は中身の水が特別というより、容器に違いがあるようです。 農林水産省の資料によると、ペットボトルは気体をわずかに通すため、中の水が少しずつ蒸発し、外からにおいが移ることもあります。 長期保存水には厚いペットボトルを使うことで、こうした影響を抑えているものがあるそうです。

長期保存水は入れ替えの間隔を長くできますが、その分、価格も割高に感じます。 そこで、家では普段飲むペットボトルの水を多めに買い、古いものから使って、使った分を買い足すことにしています。 賞味期限を見ながら入れ替えていけば、長期保存用でなくても備えられます。

非常用トイレは思ったより数がいる

非常用トイレは、人数と日数を掛けてみると、思っていたより多く必要でした。内閣府の防災情報では、成人の排泄回数を1日平均5回として、1人1週間あたり35回分を備蓄の目安としています。

この計算なら2人で1週間に70回分、3人なら105回分です。 回数には個人差もありますし、1週間で必ず復旧するとも限りません。 2人なら100回分、3人家族なら余裕を持って200回分くらいあるとよさそうです。

非常食には食べておいしいアルファ米を選ぶ

非常食には、長期保存ができる尾西のアルファ米を用意しています。 乾燥していて軽いので、持ち出すことになっても運びやすそうです。 お湯が使えなくても水で戻して食べられます。 尾西食品の案内では、水で戻す場合は60分が出来上がりの目安です。

尾西を選んだのは、登山をする友達から、登山ではみんなアルファ米を選んでいると聞いたのがきっかけでした。 実際に食べてみると、確かにおいしい。 期限が近づいたものから食べて買い足していくことを考えても、好きな味のものを選びたいです。 災害に遭って落ち着かないときにも、おいしいご飯を食べられることは、気持ちの面で大切な気がします。

富士山の噴火に備えてゴーグルと防塵マスクを用意する

富士山が噴火したときの降灰に備えて、ゴーグルと防塵マスクも用意しています。 灰というと柔らかいものを想像しますが、火山灰には細かな岩石や火山ガラスの粒子が含まれます。 気象庁の資料によると、目に入ったり大量に吸い込んだりすると、目や鼻、のど、気管支に異常が出たり、ぜんそくの症状が悪化したりするおそれがあります。 それを知って、目と口を守るものを備えておこうと思いました。

火山灰から髪や衣類を守る

以前、テレビで噴火の様子を見たとき、避難する人たちが頭にタオルをかぶっていました。 目と口の備えは考えていましたが、髪や頭に灰が付くことまでは考えていませんでした。

髪だけなら帽子でも覆えますが、首元や衣類にも灰が付くことを考えると、肩まで覆えるフード付きのものが使いやすそうです。 雨の中の避難にも使えるフード付きレインウェア、外で付いた灰を家の中へ持ち込まないための使い捨て防護服、首まで覆えるレインハットを候補にしました。 持っているゴーグルや防塵マスクと一緒に着けられるかも確認したいところです。

もちろん、フードや帽子は目や呼吸器を守るものではありません。 内閣府の広域降灰対策の案内では、降灰中は不要不急の外出を控え、やむを得ず外に出るときはマスクやゴーグルなどで身を守るよう呼びかけています。 視界が悪く屋外での行動に危険がある場合は、基本的に屋内にとどまります。

避難のための防災リュックを持っていることを想定すると、通勤用のリュック対応レインウェアが良さそうだなと思っています。

同時に、長靴も安全に避難するためには有用だと思っています。しっかりした長靴は重すぎることが多いので農作業などに向いているEVA素材の長靴が良いのではないかと思っています。

手を守るための軍手には、防刃手袋を選んでいます。 災害時には、倒れた木材などが割れて鋭くなっていて、避難するときや片付けの際に触れることもあるかもしれません。 防刃手袋も絶対に切れないわけではないので、周囲を見ながら気をつけて行動したいです。

停電中に何を使いたいか

スマートフォンを充電するだけなら、モバイルバッテリーでも対応できます。 ただ、停電が少し長めに続くことを考えると、照明や冷蔵庫にも電気を使えれば助かります。 もし回線が使える状態ならWi-Fiルーター、ONU、ノートPCも使えると良さそうではあります。

以前からポータブル電源は気になっていましたが、容量や価格を見ると、前より現実的な選択肢になってきたように感じます。 どのくらいの容量が必要か、チャッピーと一緒に考えてみました。

容量はWh(ワット時)で表されます。 500Whクラスなら小型機器の充電が中心になりそうです。 1,024Whクラスになると、使う機器や時間を絞って、通信や照明を数日間使うことも考えられます。 2,048Whクラスなら、使う電力量を調整しながら、冷蔵庫などにも回せる余裕が出てきそうです。

ただし、公称容量のすべてを家電に使えるわけではありません。 AC出力への変換による損失や、電源自体の待機消費があるためです。 使える時間は機器の消費電力と使い方によって変わります。

冷蔵庫を動かすとどれくらい使うか

家にあるPanasonicの家族向け冷蔵庫を思い浮かべながら、電力量の目安を調べました。 Panasonicの製品紹介には、たとえば450Lで年間266kWh、490Lで年間279kWhの機種があります。 1日平均にすると、それぞれ約730Wh、約760Whです。 これはカタログ値からの計算で、家の冷蔵庫の実測値ではありません。 実際には機種や室温、食品の量、扉を開ける回数などで変わります。

仮に冷蔵庫が1日800Whを消費し、2,048Whのポータブル電源からAC出力で公称容量の85パーセントを使えるとします。 取り出せる電力量は約1,740Whなので、冷蔵庫だけなら計算上は約2日分です。 85パーセントは試算のための仮定で、実際の効率を保証する数字ではありません。

冷蔵庫を24時間動かし続けることを、今回の必須条件にはしませんでした。 停電時には食材を優先して消費するなど、普段とは生活を変えることも考えます。 照明や通信に必要な電力を先に確保して、残りを冷蔵庫などに使えればと考えています。 なお、冷蔵庫をときどき動かすだけで食品を安全に保存できるとは限りません。 庫内温度や停電時間を見て、食品ごとに判断する必要があります。

200Wのソーラーパネルでどれくらい充電できるか

ポータブル電源と一緒にソーラーパネルも考えました。 最初は200W程度のパネルで1,024Whを充電しようとすると、何十日もかかるのではないかと思っていました。

そこで、200Wの定格出力に相当する日射が1日に3〜4時間あり、充電までの効率を80パーセントと仮定して計算してみます。

200W × 3〜4時間 × 80% = 約480〜640Wh/日

この条件なら、1,024Wh分を蓄えるのにおおむね2〜3日です。 ただし、天候や季節、設置角度、影、パネルの温度などで発電量は変わります。 これは好条件を置いた計算で、実際に毎日この量を充電できるという話ではありません。 充電中に電気を使えば、その分だけ満充電までの日数も延びます。

1日に使う電気を500Wh程度に抑えられれば、条件のよい日には消費した分の多くを補える可能性があります。 満充電までの日数ばかりを考えていましたが、日中に使った分を補いながら、夜や日照の少ない時間に蓄えた電気を使うこともできます。

一方、富士山の噴火で灰が降っているときは、日射が遮られたりパネルに灰が付いたりして、十分に発電できないかもしれません。 危険な中で設置や清掃のために屋外へ出るわけにもいきません。 降灰時には発電できることを前提にせず、地震などによる停電時に、日射と安全な設置場所が確保できれば使うものと考えています。

自分の家に合いそうな電源の組み合わせ

検討した結果、ポータブル電源は2,048Wh程度、ソーラーパネルは200〜220W程度の組み合わせがよさそうだと考えました。 ポータブル電源の候補には、容量や性能、価格を比較してEcoFlow DELTA 3 Maxを挙げています。220Wのソーラーパネルセットが良さそうです。EcoFlowにしているのは、バイクのロングツーリング時にアクションカムへの給電に使っているモバイルバッテリーが良い感じだからです。 公称容量は2,048Whです。 まだ購入や使用をしたうえでの評価ではありません。

400Wのパネルなら、条件が合えばより速い充電も期待できます。 今回は冷蔵庫の常時運転を必須にしていないので、設置スペースや重さ、価格とのバランスを考え、200W程度から検討しています。 実際に組み合わせる際には、パネルの出力電圧や接続端子が電源の入力仕様に合うかも確認するつもりです。

水や食料、トイレを備えたうえで、降灰の中で必要な外出をするときの服装や、停電中に何へ電気を使うかを考えてみました。 まずは家にあるものと足りないものを確かめながら、少しずつ準備を進めようと思います。

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