Article

バイクの希望ナンバーが始まるが、私のGB350は変更できるのか?

※ この記事にはアフィリエイト広告が含まれることがあります。

2026年10月19日から、バイクでもナンバープレートの4桁の数字を選べるようになる。 対象は125ccを超える軽二輪と小型二輪で、私のGB350も含まれる。

車では以前から使えた制度なので、バイクでもようやく始まるのかと思った。 しかも、希望番号申込サービスの案内には「現在使用中のオートバイでも希望番号を申し込むことが可能です」と書かれている。

それなら、10月19日になったら今のGB350も好きな番号へ変えられるのだろうか。

そうではなかった。

現在使用中でも、好きな時点で変更できるわけではない

希望番号を申し込めるのは、次の手続きをするときに限られている。

  1. 新規検査または新規届出を行う場合

  2. 管轄変更を伴う名義変更、または転居による住所変更を行う場合

  3. ナンバープレートを紛失、破損、汚損などして番号変更を行う場合

  4. ご当地ナンバーへ番号変更を行う場合

現在使用中のバイクも制度の対象ではある。 ただし、「希望番号へ変えたい」という理由だけで番号変更ができるわけではない。

住所も所有者も変わらず、ナンバープレートも正常なGB350には、いまのところ申し込める手続きがない。 同じ管轄内で住所や名義だけが変わる場合も、管轄変更にはならないため該当しない。

公式案内の「現在使用中のオートバイでも申し込める」は間違いではない。 番号が変わる手続きが別に発生したとき、新しい番号として希望番号を選べるという意味だった。

番号を変えるためにプレートを傷つける話ではない

4つの条件のうち、今のバイクでも起こり得るのは、ナンバープレートの破損や汚損である。 しかし、少し傷を付ければ希望番号へ変えられる、と考えるのは違う。

関東運輸局が公開している軽二輪の番号変更申請の記載例では、盗難、紛失、き損、汚損などの変更理由を書くよう求めている。同じ記載例には、「嫌いな番号だから」などの理由では受け付けられないとも明記されている。

曲がったり汚れたりしても、すべての文字と数字を読み取れる状態なら、同じ番号のプレートを作り直す再交付という手続きもある。 近畿運輸局の案内では、文字の欠落や汚れによって全体を読み取れない場合は番号変更、読み取れる場合は同一番号の再交付と分けている。

番号を選ぶために、正常なナンバープレートを意図的に傷つけるわけにはいかない。 事故などで本当に番号変更が必要になったときの話である。

鎌倉ナンバーができれば、今のGB350でも変更できる

残る条件のうち、私に関係しそうなのが、ご当地ナンバーへの変更である。

もし「鎌倉ナンバー」が新設されたら、鎌倉市内を使用の本拠として登録している今のGB350を、横浜ナンバーから鎌倉ナンバーへ変えられる。 その番号変更に合わせて希望番号を申し込める。

国土交通省の導入要綱にも、新しいご当地ナンバーの導入時点ですでに対象地域内に登録されている自動車は、本人の希望で変更できると書かれている。住所変更やプレートの破損を待たずに希望番号を選べる、私にとっては一番自然な機会になる。

もちろん、鎌倉ナンバーはまだ存在しない。 ここから先は、番号の申込みではなく、ご当地ナンバーそのものが実現するかどうかの話になる。

単独の自治体と複数の自治体では台数要件が違う

ご当地ナンバーには車両台数の要件がある。

鎌倉ナンバーは、今回初めて出てきた話ではない。 2012年度の政策資料には、「古都『鎌倉』ナンバーの登録に向けた調査・検討を開始する」と記されている。

その直後に行われた2013年のご当地ナンバー第2弾募集では、対象地域内の登録自動車が10万台を超えていることが条件だった。 複数の市町村で申し込むことが原則だったが、複数なら5万台でよいという現在の基準はまだなかった。

鎌倉ナンバーを考えても、鎌倉市だけでは届かず、近隣の自治体と組んでも10万台を超えなければならない。 当時は台数要件が今より厳しかった。

この要件は2026年4月に改められ、単独の市区町村に求める登録自動車の台数が10万台超から7万台超へ緩和された。 現在の要件は、対象地域の構成によって次のように分かれる。

対象地域

台数要件

単独の市区町村

登録自動車が7万台超、または登録自動車と軽自動車の合計が12万台超

複数の市区町村

登録自動車が概ね5万台超、または登録自動車と軽自動車の合計が概ね8万5千台超

鎌倉市単独なら7万台または12万台の基準を満たす必要がある。 一方、鎌倉市と逗子市、あるいは鎌倉市と葉山町のように複数の自治体で申し込む場合は、5万台または8万5千台の基準が使われる。

ここで、市の資料にある車両数をそのまま国の要件へ当てはめることはできない。 鎌倉市の令和6年度資料にある「陸運局登録車両」66,239台には、軽四輪車15,186台と小型二輪2,745台も含まれている。 国の要件は「登録自動車」と「登録自動車と軽自動車の合計」を分けているため、同じ分類にそろえて確認する必要がある。

少なくとも、鎌倉市単独では台数要件に届かない。 しかし、逗子市や葉山町と一緒なら、単独自治体向けの7万台または12万台まで増やす必要はない。 複数自治体向けの要件で判断されるため、台数だけを見れば検討の余地は残っている。

第6弾の募集が始まっている

タイミングだけを見ると、期待したくなる状況ではある。 国土交通省は現在、第6弾となる新しいご当地ナンバーを募集している。

自治体による意向表明の期限は2026年12月28日で、正式な申込みは2027年4月15日から30日までとなっている。 通常の日程では、新しいナンバープレートの交付は2029年5月ごろの予定である。 地域内の合意形成に時間を要せず、図柄より先にご当地ナンバーを導入する場合は、2027年11月ごろの交付開始も予定されている。

ただし、台数要件を満たすだけでは導入できない。 対象地域の住民による合意形成、構成するすべての市区町村の合意、地域振興や観光振興への活用方針、図柄の提案も必要になる。

2026年8月19日時点で、鎌倉市が今回の募集に向けて動いていることは確認できていない。 しかし、以前に検討したときより台数要件は緩和され、いまは新しいご当地ナンバーの募集期間中である。

鎌倉市、逗子市、葉山町の行政の方々、鎌倉ナンバーはどうでしょうか! 3市町で話がまとまれば、横浜ナンバーから鎌倉ナンバーへ変えたい人はいるはずです。 少なくとも、ここに一人います。

鎌倉ナンバーとGB500のどちらが早いか

10月19日からバイクの希望番号制度が始まっても、今のGB350をすぐに好きな番号へ変えることはできない。 管轄が変わる転居や名義変更、本当に番号変更が必要になるほどのプレートの破損や紛失がない限り、申込みの機会はない。

新しいバイクへ乗り換える予定も、引っ越す予定もない。 そう考えると、私が待ちたいのは鎌倉ナンバーである。

横浜ナンバーのGB350を鎌倉ナンバーへ変え、そのときに希望番号を選ぶ。 制度上は可能だと分かった。

とはいえ、自治体の合意形成から始める鎌倉ナンバーには時間がかかる。

そのあいだに大型二輪免許を取り、もしGB500が発売されたら乗り換えるという道もある。 新しいバイクなら、新規検査のときに希望番号を申し込める。

鎌倉ナンバーを待つより、大型二輪免許を取ってGB500の登場を待つほうが早かったりして!?

Prev Entry